北海が10年ぶりの頂点まであと1勝!エース木村が10K完封!

北海エース・木村大成
北海のエース・木村 大成投手(2年)が3安打無四球10奪三振で知内を完封。10年ぶりの優勝へあと1勝とした。
「安心して見ていられた。これまでで一番だったと思います」。平川敦監督は頼もしそうにエースを見つめた。この日の最速142キロの直球を中心に、スライダーのキレも申し分なかった。相手は右打者が8人いたが、「自分の持ち味であるクロスファイアーが生かせるな」とプラスに考え、凡打の山を築く。終わってみれば相手に二塁を踏ませることのないほぼ完璧な内容だった。
10個の三振を奪ったが、「バックに助けられて良かった」と無失策で支えた守備陣への感謝を先に語った。
6年ぶりの決勝進出、そして10年ぶりの優勝が見えてきている。だが、「特別なことは考えず、一戦必勝の北海野球で必ず勝利つかみ取ります」とエースはあくまで目の前の一戦に全力を尽くすことを強調した。
【北海・平川監督のコメント】
(知内とは)練習試合でもやっていましたし、全道大会の戦いを見ていると本当に一生懸命なチームですし、最後の最後までこっちも一生懸命戦わないとミスも出るので、最後まで一生懸命やろうと言っていました。
木村は大会通じて良いピッチングをしてくれている。直球もスライダーの切れも良かった。気持ちの入ったピッチングをしてくれているので、安心して見ていられた。
相手投手を打ち崩すのは難しいと思っていたが、何とか食らいついて、良い当たりではなかったが。気持ちのこもった打球を打ってくれたと思います。
決勝へ向けては木村次第だと思う。しっかり投げてくれて、バックが守ってくれて、少ないチャンスをものにして、勝ちたいと思います。
(記事=編集部)