先発・本庄が好投!知内が終盤の逆転で駒大苫小牧を下し16年ぶりのベスト4



サヨナラ勝ちに歓喜する武修館ナイン

 知内は1点差の8回、一死二塁から4番・米田 駿大一塁手(2年)のレフト前安打が相手の失策を誘い同点。さらに二死一、三塁とチャンスを広げ、7番・渡邊 銀三塁手(2年)が右中間へタイムリーを放ち、これが決勝点になった。

 投げては先発の本庄涼真投手(2年)が6回まで2失点でゲームを作ると、7回からは背番号10の小島 恋多(れんた)投手(2年)が残り3イニングをノーヒットに抑え、16年ぶりのベスト4進出を決めた。

 「私の采配が良くない中で、イライラしていましたが、選手に助けてもらいました」。知内の吉川英昭監督は逆転勝ちした選手たちを讃えた。

 駒大苫小牧の投手陣を打ち崩せそうで、崩せない。相手の粘りもあったが、4回に4連打しながら得点できなかったところなど、チャンスを生かせない場面が多かった。

 その中で粘ったのが投手を中心とした守り。特に継投について聞かれた指揮官は、バッテリーを中心に選手たち自身で決めたことを明かした。
 先発した本庄は、「本当は、自分は5回までの予定だった。でも今日の状態を見たらいけると思って、捕手の小山綸斗(2年)と話し合って6回も行くことを決めた。駒大苫小牧の打線相手だと、自分の方が有効だと思った。心はホットに、頭はクールにというのは昨日のミーティングでも話していました」と話す。ピッチングを続けながら、状況を客観的に分析する冷静さを見せた一端と言える。

 さらに本庄は冷静かつ客観的な分析を終盤にも見せた。6回の攻撃で自らに代打が出た関係もあり、7回からマウンドを小島に譲ると、攻撃時にキャッチボールをする小島の元に何度も走った。手にしたバインダーにはメモが挟まれており、そこには記録員が書くスコアとは別に、相手打者の特徴など試合中に分析した情報が書き込まれていた。それを見ながら次のイニングの投球について話し合う2人の投手。

 「バッテリーで話し合って、それを紙に書いた方がわかりやすいねということで、この新チームから始めた」と本庄は明かす。後を任された小島は駒大苫小牧打線を無失点に抑えた。

 16年ぶりのベスト4。地元の知内町からも期待が高まる。「町民の方からも激励していただいだ。少しでも恩返ししたい」と話した本庄。好投手を擁する北海との準決勝へ、最高の準備をして臨むつもりだ。

(記事=編集部)

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