2014年10月11日 札幌円山球場

東海大四vs駒大苫小牧

2014年秋の大会 第67回秋季北海道高校野球大会 準決勝
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勝負の瞬間 松倉雄太

風速10メートルを超える強風の打撃戦!

風速は10メートルを超えた

 7回裏、東海大四が11対7とリードを広げる。なおも一死満塁で3番山本 浩平(2年)が右中間へ長打を放った。三人の走者が全てホームに還ってくる。14対7になりコールドゲームが成立した。

 しかし、打たれた駒大苫小牧の伊藤大海(2年)はマウンドに向かおうとする。「7点差がついてコールドになったのがすぐにはわからなかった」。

 そして打った山本も三塁まで到達し、次のプレーに備えようとしたのだ。「三塁に滑って、もう1点と思った。コールドになるなんて考えていなかった」。

 両チームの選手も審判団にコールド成立を告げられ、少し遅れて挨拶の列に並ぶ。追いつ、追われつの展開だっただけに、コールドゲームになるとは誰も思っていなかったという証拠だろう。


 試合は打撃戦。そこにホームからセンター方向への風速10メートルを超える風がファクターとして加わった。とにかく打球が上がれば野手の目測を遥かに上回る。内野へのイージーフライに見えても、野手は捕球できない。第1試合(北海vs札幌日大)でもそうだったが、選手は口々にこんな風の中での公式戦は「経験したことがない」と発した。

 2回に駒大苫小牧が奪った5点は、打撃の力に風がマッチしてのもの。何度もフライを追いかけた東海大四のセンター・渡瀬 太揮(2年)は、「風吹いていて、ちょっとのフライでもオーバーになる。ポジショニングを確認して守ること大事だと思った」とこの試合特有の守り方があることを感じていた。

 1対5とリードされた東海大四だが、試合はまだ序盤。すぐに駒大苫小牧投手陣を攻略した。2回裏に2点を返すと、3回には相手守備のミスにも乗じて4点を挙げ、逆転に成功。

 駒大苫小牧の佐々木孝介監督は、先発の桑田大輔(1年)から背番号1の岡崎 遼太朗(2年)、そして本来のエースである伊藤へと継投するが、東海大四打線が次々に襲いかかる。4回には6番小川 孝平(2年)が本塁打を放って、二桁得点に乗せた。   

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駒大苫小牧 【高校別データ】
東海大四 【高校別データ】
第67回秋季北海道高等学校野球大会 【大会別データ】

応援メッセージ (1)

東海大四希望と勇気をありがとございます東海大四校稲垣貴俊 2015.04.01
準優勝おめでとうございます。また、春と夏頑張ってください、応援しています、がんばれ東海四校。

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