東海大相模の149キロ右腕・福田拓翔が6回10奪三振の快投!「甲子園で150キロを投げたい」とセンバツV・健大高崎の石垣をライバルに!
福田拓翔(東海大相模)
<神奈川県高校野球春季大会:東海大相模8-5桐光学園>◇28日◇第1試合◇サーティーフォー保土ケ谷球場
東海大相模の149キロ右腕・福田 拓翔投手(2年)が今大会初登板。6回を投げて、10奪三振、2失点の好投だった。
序盤は圧巻の投球だった。
「後ろには良い投手がたくさんいるので、完投を気にせず、序盤から飛ばしました」
エンジン全開で自慢の速球を投げ込む。立ち上がりの2イニングは最速147キロ、平均球速143キロと高校生トップクラスの速球で勝負した。桐光学園打線はインコースがキーと考えたバッテリーは強気にインコースを攻め、120キロ後半のフォーク、スライダー、110キロ台のカーブを織り交ぜ、3回まで7奪三振。すべて空振り三振だった。
しかし4回、5回に1点ずつ失い、6回もピンチを招いたが、143キロのストレートで断ち切った。投球を振り返って福田は「前半は良かったですが、甘いところに入ればしっかりと振り抜かれる。さすが桐光学園さんでした」と課題を語った。
リードしていた木村 海達捕手(3年)は精神面の成長を語る。
「1年生の時はまだ気持ちがところどころ切れるところはありましたが、2年生になって、失点しても、粘り強く投げられたのは大きな成長です」
昨秋は県大会準決勝の横浜に6回を投げて5失点と悔しい投球に終わった。
「1球の怖さを知った試合でしたし、冬場は下半身強化に取り組んで、スタミナも強化してきました」と語る。
同世代の投手にも対抗心を燃やした。今年のセンバツでは健大高崎の2年生右腕の石垣 元気投手が最速150キロを計測した。
「先を越されて悔しいです。自分も甲子園に出場して150キロを投げるのが目標です」
上半身、下半身が連動した合理的な投球フォームから繰り出すストレートの質は石垣と遜色なく、変化球の精度も高い。来年のドラフト上位候補を意識できる投球でもあった。甲子園に出場すれば、もっと注目を浴びる投手になることは間違いない。
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