鏑木 風雅選手 (桐生第一)

鏑木 風雅

球歴:桐生第一

都道府県:群馬

ポジション:三塁手

投打:右 / 左

身長:180.0 cm

体重:80.0 kg

学年:卒業

寸評

 中学時代は、U15の日本代表メンバーとして活躍。選抜では、滋賀学園戦(観戦レポート)で3安打放ち存在感示します。 (第一印象)  チームの4番を務めていたので強打者というイメージを持っていましたが、むしろ上手くボールに合わせてくる好打者の印象を持ちました。 (守備・走塁面)  残念ながら、選抜ではタイムを計測できる機会がありませんでした。新チーム結成以来の43試合で3盗塁という数字からも、足でガンガンアピールして来るタイプではなさそうです。  三塁手としても、ほとんど打球が飛んで来ないまま甲子園を去りました。数少ない守備機会を観る限り、打球への反応・動きは悪い選手には見えません。ただしテイクバックがしっかり取れないまま送球していたので、長い距離のスローイングは安定しているのかは気になります。それでも43試合で失策も3個なので、成績的には不安は少ない数字が残っています。 (打撃内容)  ヒット三本すべて違う方向に放つなど、広角に打てる好打者という感じがします。速球でも変化球でも、上手く緩急にも対応することができていました。 <構え> ☆☆☆  前の足を軽く引いて、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合・全体のバランスとしては並ですが、両目で前を見据える姿勢は悪くありません。 <始動> 遅すぎ  一度動き出してから、もう一度ベース側につま先立ち。そのため本格的に動き出すのは、投手がリリースを迎えるあたりと、極めて遅いのが気になります。一定レベル以上の球速・キレのあるの球に対し、立ち遅れる危険性を感じます。 <下半身> ☆☆☆  足を少しだけ上げて、軽くベース側に踏み込んできます。始動~着地までの間がないので、どうしても打てるポイントは限られるは危険性は感じます。それでもスピードの変化に幅広く対応していたので、これで良いのではないのでしょうか。  ベース側にインステップしており、外角を意識したスタイルというのがわかります。踏み込んだ足元もブレないので、外の厳しい球や低めの球にもついて行けます。 <上半身> ☆☆☆☆  打撃の準備であるトップの形を作るのが遅れがちなので、速い球に差し込まれないように注意したいところ。バットの振り出しは、上からミートポイントまでロスなく振り下ろすことができています。その分バットのしなりを活かしたスイングに欠けるので、木製バットでは少し苦労するかもしれません。  ボールを捉える時も、バットの先端であるヘッドが下がらず綺麗に振り抜けています。スイング軌道に欠点がないところは、ボールを的確に捉えるには重要なこと。 <軸> ☆☆☆☆  足の上げ下げは小さいので、目線もそれほど上下動しません。体の開きも我慢できていますし軸足も強く安定しているので、調子の波も少なそう。
更新日時:2016.04.28

将来に向けて

 U15の時は遊撃手だったということで、秋以降はショートに収まるかもしれませんね。打撃には凄みはないものの、スイング軌道が素晴らしいのと軸がしっかりしているところは非凡です。  あとは、上のレベルを意識できる、強く・鋭いスイングができるようになるのか?好素材なので、来年の夏まで追い掛けてみたい選手でした。
更新日時:2016.04.28

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