健大高崎相手に3失点の好投を見せた清水惇(安中総合)。理想の山岡泰輔に近づく投球
健大高崎打線相手に力投した安中総合・清水投手
群馬の私学から恐れられる安中総合の清水惇が昨秋以上の成長を見せた。昨秋、桐生第一に敗れ、制球力、変化球の精度、出し入れに課題を残した清水。しかし健大高崎戦では、かなり成長した投球を見せてくれた。
本人は昨秋からオリックスの山岡泰輔を参考にしたと語るように、足の挙げ方、体重移動まで、山岡に似た投球フォーム。上半身、下半身が連動した動きとなっており、回転数の高い140キロ前後のストレートが次々とコーナーへ決まっていき、スライダー、フォーク系の変化球を低めに集め、ストレート、変化球の出し入れが格段にうまくなり、強打の健大高崎打線も凡打の山。安心感を与える投球だった。
惜しくも7回裏に3失点を喫したが、それ以外のイニングは文句なしの投球だった。
長い自粛期間はあったが、しっかりと目的意識をもって投球をしていたのが、伺えた。
大学でプレーすることを誓った清水。このマウンドさばきのうまさ、速球、変化球の切れ味を見れば、大学でも活躍できる素質は十分にありそうだ。
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【No.1】少人数の野球部から軟式の日本代表へ。強豪私学が恐れる好投手・清水 惇(安中総合)の軌跡【前編】
【No.2】目指すは群馬の山岡泰輔。心技体を成長させた清水惇(安中総合)のプロセス【後編】