2010年09月24日 開成山球場

聖光学院vs日大東北

2010年秋の大会 秋季福島県大会 準決勝

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16奪三振の快投歳内宏明(聖光学院)

県内55連勝で東北大会に挑む

 聖光学院が10-0で日大東北に快勝。県内の公式戦55連勝で5年連続8度目の優勝を飾った。
エース右腕・歳内 宏明(2年)が先発。被安打5、16奪三振の快投を見せた。
歳内は今大会は4試合中3試合に先発。
初戦の光南戦で20個の三振を奪ってスタートを切ると、続く白河戦で10個、そして、この日の奪三振は16ということで計46個もの三振を奪った。
歳内本人は「三振は意識していません」とこだわりはない様子だが、武器のスプリット(SSF)が威力を発揮しているのは間違いない。

 どうしても、歳内に注目が集まるが、打撃陣が強力だからこそ圧勝劇を続けた。
甲子園が8月15日に終了。
他チームよりも新チームのスタートは遅かった。
そのため、斎藤智也監督は県大会の組み合わせ抽選会で
「ピッチャーは計算がたつ。打撃陣で試合を作ると言っているけど、期待はしていない。個々の能力はいいのもがあるけど、まだ未熟。ピッチャーに依存してちゃダメ。でも、未知数な分、楽しみな部分もある」と話していた。

蓋を開けてみると、4試合で34得点。長打の内訳は本塁打1本、三塁打8本、二塁打10本。準決勝では三塁打が5本も飛び出した。秋の時点でこれだけの長打力を誇っている。

 決勝後、斎藤監督は「経験がないわりに落ち着いている」とチームを評価した。
そして、エース・歳内への信頼を口にしながらも「周りの(東北大会優勝でセンバツ出場を)決めてくれるだろうという期待を感じるが、それにはまると落とし穴にはまる。歳内も場数を踏んでプレッシャーを克服しているが、そう簡単にいく世界じゃない」と話した。
それでも、「行く時に行かないとダメ。行くタイミングは今。ここで勝負をかけないと。(優勝の)旗を取るためにも1試合をおろそかにしないで、足下を見つめていきたい」と語った。

選手たちに「力は全くないんだぞ」とハッパをかける一方、本音もちらりと見える。自信は持っても、過信はいけない。そこのコントロールを重視する指揮官。
歳内にも常に「天狗になるな」という話しをしている。