2011年04月09日 北九州市民球場

小倉vs戸畑工

2011年 第39回北九州市長杯争奪高校野球大会 1回戦
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手振り身振りの牧村監督

新監督らしさのダブルスチール 

82年選手権決勝、パワー野球の池田(徳島)が、緻密な広島商業を破った。高校野球の流れをかえた試合といわれている。パワー野球全盛の昨今、ツーランスクイズやダブルスチール等の緻密な機動力を駆使するチームカラーは、貴重な存在かもしれない。

そのような機動力野球の牧村浩二監督(前戸畑監督)へ、「打の小倉」の礎(いしずえ)をきずいた土田秀夫監督から交代の小倉。この時期、その指導内容の浸透が注目される。試合開始前の、シートノックを見た。監督・選手として初めての公式戦で、お互いの意思疎通を慎重にとりながら、手探り状態ですすめていた。コミュニケーションは、どうだろうか?そんな不安も、新監督らしい勝ち方で、払拭(ふっしょく)、選手との信頼を深めた。

 初回、小倉は、四球の1番・成瀬を、2番・俊足の中村がバントヒット狙いでエラーを誘ったり、3回は、失敗に終わるも、成瀬が盗塁を仕掛ける。徐々に、新監督「らしさ」が、現れる。4回に、四死球とバッテリーミスに、4安打をからめ、4点を先制した。

 そして、5回には、ダブルスチールで貴重な追加点をあげた。この1点こそ、監督と選手の「信頼」を深めるという、意義深いものだった。

 無死から、死球で出塁の4番・川添を、5番・今村が送る。6番・木村が左前安打で、一死一三塁とチャンスを広げた。次打者の時、一塁走者・木村が、相手バッテリーのすきをついて、スルスルと飛び出す。ディレードスチールだ。アウトのタイミングでも、うまく回り込みセーフ。この盗塁は、三塁走者 川添が本塁へ突入する隙を作り出すしかけだった。戦略の意図をくみ取っている川添は、この隙を見逃さず追加点となるホームを踏んだ。

牧村・戸畑時代に、何度も目にした光景。86年から95年と小倉の部長もつとめたOB監督が、今後、どのように、後輩たちに「機動力野球」を伝えるか。その試合運びに、今後も注目だ。

(文=トマス)

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