2015年07月06日 北九州市立桃園球場

星琳vs真颯館

2015年夏の大会 第97回選手権福岡大会 2回戦
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スカウト部長・河嶋宗一の目が光る!全国逸材発掘レポート

ドラフト候補と注目される星琳の左腕2本柱の中村・平城の投球に迫る!また存在感を見せた真颯館の4番合屋

 第3試合になってNPBのスカウトが集まり始めた。注目は星琳中村 伊吹平城 圭悟。ともに最速144キロの速球を投げる左腕として注目されている。突如として出てきたドラフト候補は本物の逸材なのか?そういう観点で見ているスカウトが多かった。相手は柳川自由ヶ丘を甲子園に導いた末次秀樹監督の下、着々と強化をしている真颯館である。今年は末次監督を慕って入学した1、2年生が中心。中村の力を試すには絶好の相手である。

 先発のマウンドに登った中村伊。左サイドから投げ込む直球は常時130キロ前後だった。181センチ70キロと細身の体型で、常時140キロ台の速球を出すパワーはあるように見えず、144キロ左腕として見ると物足りなさを感じてしまう。しかし1人の投手として見るとなかなか厄介な投手である。

 腕が長く、プレートのやや一塁側に立って投げるため左打者からすれば、背中越しにくる球筋で打ち難いのだ。独特な曲がりをするスライダー、ツーシーム、カーブ、チェンジアップと球種は多彩。初回、2回は走者2人を出すなどやや荒れていたが、2回裏まで4点の援護をもらったことで、精神的に楽になったのか。ストライクが入り出すようになる、中村は余裕を持って投げる時は、120キロ前後のストレートを投げてストライクを投げて、フルカウントから135キロ前後の速球で打ち取るなど、良い意味で適当さを持った投手である。ほとんどの投球が微妙にボールが動くくせ球で、速球派投手というより、技巧派左腕として見た方がしっくりくる。

 そして中村伊は5回裏、一死二、三塁から犠飛を放って、5点目を挙げると8番中村祐太(3年)が右中間を破る三塁打で6対0と突き放す。中村は6回無失点の好投。立ち上がりは不安定さが見られたが、その後はのらりくらりと抑える投球ができていた。フォームではまだリリースポイントがつかみ切れていないこと、腰を横回転させるサイドのフォームながら、軸足が突っ張ってしまい、しっかりとスピンができていないのが気になったが、中村伊の持ち味であるくせ球を生かしたい指導者の下でやれば、猛者が集まる大学、社会人、プロでも存在感を示すタイプになっていくのではないだろうか。

僕らの熱い夏 2015
第97回全国高等学校野球選手権大会

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真颯館 【高校別データ】
星琳 【高校別データ】
第97回全国高等学校野球選手権福岡大会 【大会別データ】

応援メッセージ (1)

星琳勝てるよ!若松のおばちゃん 2015.06.20
いよいよ始まりますね。
悔いのないように、甲子園に向けて、一戦一戦乗り越えていきましょう!
頑張れ!星琳の星達☆☆☆

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