佐藤 蓮選手 (飛龍)

佐藤 蓮

球歴:飛龍

都道府県:静岡

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:187.0 cm

体重:91.0 kg

学年:卒業

寸評

 骨太の体格から、勢いと球威を兼ね備えたボールを投げ込む本格派。秋からは背番号8を付けて、4番打者として活躍。投打に、優れた可能性を持った大型選手。 (第一印象)  恵まれた体格から投げ下ろすボールの質は、まさにプロの素材といった感じ。2016年度の静岡の選手の中でも、最もスカウトが好みそうなタイプではないのだろうか。 (投球内容)  唯一投球が確認できたのは、夏の磐田南戦の最終回。まだまだ細かいコントロールはなく、ストレートも簡単に合わされて連打を。しかしそのボールは、常時135~MAX140キロまで記録。特にランナーを背負ってからの投球は、この選手の可能性を感じさせるのに充分であった。  変化球は、緩いカーブとのコンビネーション。まさに素材型といった投手だが、クィックや牽制という技術は悪くなかった。 <長所>  グラブは最後まで内に抱えられており、足の甲でも深く地面を捉えている。そのため速球派でも、速球が低めに来ることもあるのは魅力。将来的には、速球派でもコントロールもまとまってくるのではないかと期待させる。 <課題>  「着地」までの粘りがなく、フォームが淡白なため合わされやすい。また下半身の体重移動が不十分で、まだボールに体重が乗せ切れていない。グッと前に体重が乗せられるようになると、手がつけられなくなるのではないのだろうか。  振り下ろした腕が身体に絡んで来ないなど、投球に粘っこさがない。現在は、まだ凄い球を投げられるだけという域を脱しられていない。
更新日時:2015.12.05

将来に向けて

 持っている才能は、2016年度の静岡の投手の中でも、一番ではないかと思わせるものがあります。しかし素材型の域を脱しておらず、何処まで自己追求できる努力できる才能とセンスがあるのかどうか?  打者としての才能もある選手なので、むしろ夏まで中途半端な位置づけになってしまう危険性も感じなくはない。チームには他にも良い投手がいるので、野手に専念したり、リリーフで登場するなど、そういった形で高校時代は終えてしまうのではないかと危惧する。いずれにしても来夏まで、追いかけてみたい一人ではないのだろうか。
更新日時:2015.12.05

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