太田 虎次朗選手 (明豊)
兄にプロ野球・太田龍(現巨人)を持つ太田。昨夏の甲子園交流試合でもマウンドを経験。昨秋は先発として最多6試合に登板して防御率1.95と安定感のある投球で3年連続の選抜出場の原動力となった。
川崎監督からは「冷静で淡々と投げるタイプ」と評価されているが、2度目の甲子園となる選抜の初戦・東播磨戦では相手の走力でリズムを崩された。ただ、2戦目・市立和歌山戦では冷静さを取り戻し、持ち味である三振を奪っていくピッチングで7回途中までで7奪三振を記録する投球を披露した。
右腕を斜め上へ突き出すような形で壁を作りながら体重移動。そこから左腕を振り下ろしていき、角度を付けたボールを投げ込んでいく。スピードにして130キロ後半から140キロ前半の真っすぐだが、この冬は真っすぐを磨き、レベルアップを図ってきた。
その真っすぐに加えてスライダーやカーブ、チェンジアップなどを使ってバッターを抑えるサウスポー。堅守を誇る明豊の強力投手陣の一角として準々決勝以降も快投に期待がかかる。
更新日時:2021.03.29