藤田 希和選手 (福知山成美)

藤田 希和

球歴:福知山成美

都道府県:京都

ポジション:遊擊手

投打:右 / 左

学年:卒業

寸評

京都府内では屈指のショートとして名が知られた逸材。春季大会から軽快なフットワークを生かした遊撃守備とバットコントロールの良さが光る打撃が気になっていた。プロ志望届を提出したが、果たして彼を指名する球団は現れるのか。 (打撃) 夏では13打数7安打を記録し、しっかりとアピールした藤田。打撃の内容は実によく、速球、変化球はどの球に対してもしっかりと合わせることができる。逆方向に打ち返すうまさもある。 スタンスはスクエアスタンス。両ひざを曲げ、グリップを肩の位置に置いて、構えている。バランスの良い構え方をしている。投手の足が下りたところ始動を仕掛けていき、小さく足を上げてまっすぐ踏み込んで打ちに行く。始動の仕掛けは早く、速めに仕掛けて速球、変化球に対応する狙いが見える。トップの動きを見ていくと捕手側方向へ引いていきながら、トップを形成。グリップが入りすぎず、振り出すことができるので、的確にボールをとらえることができて、逆方向に打ち返すのがうまい。左中間へ打ち込むパワーと技術の高さがある。 スイング軌道は無駄がなく、あとは木製バットにしなりになれるとようになると木製バットでもすぐに結果を出す選手ではないだろうか。 (守備) 打球反応が良く、三遊間への深い打球に対してもしっかりと追い付いている。横っ飛びで追いついても、すぐに起き上がって、強いスローイングができる体幹の強さ、そしてダイレクト送球ができる肩の強さがある。高校生遊撃手としては上級レベルではないだろうか。
更新日時:2018.09.09

将来の可能性

打撃の完成度はなかなかで、遊撃守備もレベルが高い。攻守の基礎レベルが高いので、プロ入りしてからでもファームでたくさんの実戦経験をこなして、プロレベルの遊撃手へ成長する可能性は十二分に持っている。太田賢吾(日本ハム)のような成長曲線を描ければ理想的だ。 指名されるだけの力量はあると思うが、これは当日になってみないとわからないところ。ぜひ吉報が届くことを期待したい。
更新日時:2018.09.09

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