坂本 龍選手 (畝傍)

坂本 龍

球歴:畝傍

都道府県:奈良

ポジション:投手

投打:左 / 左

身長:170.0 cm

体重:65.0 kg

学年:卒業

寸評

 2年生左腕。小柄だが、変化球のキレ味ならば、畝傍の投手陣の中で一番。曲者の投手として注目されるだろう。この夏は奈良大附相手に完封勝利を上げている。 (投球内容)  左スリークォーターから投げ込む直球は常時125キロ~130キロ前後ぐらいか。両サイドに散らしていきながら、曲がりが鋭いカーブ、スライダーで空振りを誘う投球を見せる。  いわゆるコースが集中しないため、狙い球が絞りにくい。向かってくる球筋ではなく、常に逃げていくため、彼の術中にはまると、打てない気はしないが、ただ打ち崩しようがなく、気付いたら0が重なっている。そんなパターンに陥ってしまうような投手である。 (投球フォーム)  ワインドアップから始動し、右足はあまり引き上げず、二塁側に足を送り込んでいきながら、腰を深く沈み込ませて、インステップ気味に着地する。非常に癖のある体の動き。  そこから、右腕はグラブを斜めに伸ばしていきながら、開きを抑える動作を行う。テークバックは内回りの旋回をしていきながら、トップを作る。左ひじはしっかりと上がっており、肩、肘にかかる負担は少ないだろう。またトップの時に右肩の開きも抑えることが出来ている。  リリースではやや外旋気味で腕をぶん回すような形なので、球持ち自体は良いとはいえないが、低い位置から一気に腕を上げて振り下ろすので、打者としてはやや打ち難さを感じるかもしれない。最後のフィニッシュでは、やや膝が割れているので、体重が乗りにくいだろう。
更新日時:2014.12.31

将来の可能性

 独特の感覚で成り立っている投球フォームのため、不調に陥ったときは、自分自身で解決していけないだろう。ただポイントとなる部分をしっかりと押さえて、さらにストレートのキレ、コントロール、変化球のキレを磨くことが必要だ。  次のステージでも、速球、変化球のコンビネーションを活かした変化球投手になっていくのではないだろうか。夏まで強豪校に勝てる投手になることを期待したい。
更新日時:2014.12.31

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