村木 文哉選手 (静岡)

村木 文哉

球歴:静岡

都道府県:静岡

ポジション:投手

投打:右 / 左

身長:182.0 cm

体重:74.0 kg

学年:卒業

寸評

 名門静岡高校において、1年秋からチームのエースナンバーを背負う存在。秋の東海地区優勝に大きく貢献し、神宮大会選抜と全国の舞台を経験しました。 (第一印象)  いかにも静高のエースといった感じで、スラッとした投手体型が目を惹きます。適度なバランスの良さと柔らかさを兼ね備え、先輩達の伝統を見事に引き継いでいます。 (投球内容)  少し担いで投げる感じのフォームから、常時130キロ前後~甲子園ではMAX139キロまで記録。一冬越えて、だいぶ球筋がシッカリしてきました。変化球は、カーブ・スライダー・フォークなど。そのフォークがストンと落ちるというよりも、チェンジアップのようにストライクゾーンに落ちることも少なくありません。それほど細かいコントロールはありませんが、ストライクゾーンの枠の中には安定して投げ込める能力はあります。牽制・フィールディング・クィックなどにも、大きな欠点はありません。 <長所>  ある程度投手としての形は出来てきたので、パワーアップを図りつつ細かい技術の向上に務められたいところ。 <課題>  グラブを抱えられていないので、上半身が暴れて細かいコントロールがつきません。足の甲の地面への押し付けもまだ浅いので、力を入れて投げるとボールが全体的に高くなります。  「球持ち」が浅く、振り下ろした腕が身体に絡むような粘っこさがまだありません。これだけ手足の長い投手体型なのですから、もっと絡んで来ても良いはず。  ボールにしっかり体重が乗せられておらず、手元までグッと来るような勢いのあるボールがなげられません。どうしてもそうなるとボールを置きに行くような感じになり、相手に合わされやすくなってしまいます。もう少し着地までの粘り・ステップの位置などを改善して行く必要があるのではないのでしょうか。
更新日時:2015.04.20

将来の可能性

 土台はしっかりしてきたように見えますが、技術的にも投球内容の部分でも、まだまだ上のレベルを考えると物足りません。一つ一つできることから改善してゆこうとすれば、来年の夏には東海地区を代表する存在に育つのではないのでしょうか。今後何処まで伸びてゆくのか、期待して見守って行きたいと思います。
更新日時:2015.04.20

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