山岡はダルビッシュ絶賛の好投で甲子園!吉田は県4強で涙 オリックス主力選手の高校最後の夏を振り返る
オリックス・バファローズの吉田正尚選手
オリックス・バファローズ主力選手の高校最後の夏は?【ヒーローの高校最後の夏】
今季はここまで最下位に沈んではいるが、楽しみな若手が多いオリックス・バファローズ。首位打者を視野に入れる主砲・吉田正尚、防御率トップの山本由伸、自身初の二桁勝利も目前の山岡泰輔らの、高校最後の夏を振り返りたい。
【3名の高校最後の夏の戦績】
▼吉田正尚(敦賀気比・2011年)
福井大会
2回戦 15対0 美方
準々決勝 3対1 北陸
準決勝 5対6 福井商
▼山本由伸(都城・2016年)
宮崎大会
2回戦 7対3 延岡学園
3回戦 0対2 宮崎商
▼山岡泰輔(瀬戸内・2013年)
広島大会
2回戦 5対1 崇徳
3回戦 6対0 広島吉田
4回戦 11対1 呉工
準々決勝 3対2 広島広陵
準決勝 3対2 広島工
決勝 0対0 広島新庄
決勝再試合 1対0 広島新庄
選手権
2回戦 1対2 明徳義塾
春季北信越大会ベスト4に入り、優勝候補として高校最後の夏を迎えた吉田。4番・一塁として臨んだ大会だったが、3試合で10打数2安打と本領を発揮できず、ベスト4で涙を飲んだ。
「九州四天王」の一角として注目を浴びていた山本。高校最後の夏は初戦で強豪・延岡学園に勝利。しかし3回戦の宮崎商戦で7回2失点と好投したものの、得点が奪えずに敗れた。1年生の頃から注目されてきた山本だが、甲子園のマウンドに立つことはなかった。
春季中国大会準優勝で3年夏に臨んだ山岡。初戦から次々に強豪校を撃破すると、決勝に進出。決勝では広島新庄の田口麗斗(巨人)との延長15回に及ぶ投げ合いの末に引き分け再試合に。2日後に行われた再試合でも9回無失点に抑え、甲子園出場を決めた。このときの投球を見たダルビッシュ有が「これは一番だわ」と絶賛したことでも話題となった。甲子園では、岸潤一郎擁する明徳義塾に敗れ、高校最後の夏を終えた。
文・林龍也
【応援メッセージ】
■第101回全国高等学校野球選手権大会
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