丹原のスピードスター別宮 涼斗、「赤い彗星」となる!



三塁前にドラックバントを仕掛けダッシュする丹原の9番中堅手・別宮涼斗(2年)

 現在、日本生命の4番打者としてドラフト候補にも上がる越智 達矢が1年生だった2012年秋以来、8年ぶりとなるベスト4入りを果たした丹原。その中心人物は越智と同じ外野手の別宮 涼斗(2年・中堅手・168センチ64キロ・西条市立丹原東中出身)であった。

 ただし別宮の特長は高校通算47本塁打の越智のような「強肩・強打・俊足」ではなく、「俊足」に特化したもの。かつその俊足ゲージは9番打者にもかかわらず「全国屈指」と言っていいほど飛び抜けている。

 最も驚かされたのは5回表先頭打者で迎えた第二打席だ。前打席でも投手を三塁線に走らせる絶妙のバント安打を決めた別宮は、内野陣が警戒する中にあっても果敢に三塁手前へのバントを敢行。

 しかも、インコース高めをバントした際に一旦立ち止まったにもかかわらず、右打者の一塁駆け抜け「3.55秒」で二打席連続のドラックバントを決めて見せたのであった。

 試合後には「50メートル走は6秒3なんですが、30メートル走には自信があります。チームの役に立ててよかったです」と笑顔を見せた別宮。幼少期から阪神ファン。

 小さい身体で走攻守に全力プレーを見せた赤星 憲広さんを憧れの選手とする「赤い彗星」は、今大会東予地区予選からの3試合で9打数6安打2打点1盗塁3得点の好調も追い風に、18年ぶり4回目の秋季四国大会出場と18年ぶり2度目の秋愛媛県頂点獲得の原動力となる。

(レポート=寺下 友徳