済美「全国1勝」の背番号1が投打に躍動!



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 「東海大翔洋中戦の方が緊張しました」

 試合後、そう言って笑顔を見せたのは済美の背番号1・菊池 瑠偉(2年・右投右打・166センチ62キロ)西予市立三瓶中時代では3年夏・四国大会準決勝で藤井中(香川)を延長8回で下し全国中学校軟式野球大会(全中)初出場。その全中では初戦で全国屈指の強豪・東海大翔洋中を1対0で完封する大殊勲を演じてみせた「全国1勝」右腕である。

 済美では腕の位置をサイドに近いスリークォーターに下げるなど自らが生きる道を模索し、「ゲームを壊すことはない」と中矢太監督からも信頼を得てようやくつかんだエースナンバーの座。

 この東温戦でも「身体能力が高い」(堀内準一監督)4番・玉井優李(2年・捕手・167センチ65キロ・右投右打・東温市立重信中出身)を中心に足を有する選手が多い打線に対し「初回の反応を見てストレートで押そうと思った」と、全国大会を経験しているアドバンテージを活かした対応力の高さで8回90球4安打9奪三振無四球1失点(自責点0)にまとめてみせた。

 打線も攻略に苦心しつつ、1番・古川 聖(2年・二塁手・右投左打・160センチ60キロ・ヤング淡路<兵庫>出身)の3打数3安打4打点、そして菊池の高校通算1号で5点を奪った済美。代表決定戦で新田と戦う厳しい組み合わせにあっても、戦い抜く準備はできている。

(レポート=寺下 友徳