これぞ「ホームランアーチスト」!済美・山田 響の3ランで7年ぶり4度目の大会V!



2回裏済美3番山田 響(3年主将・左翼手)が二死一・三塁から左中間3ラン

 台風19号に源を発するホームからセンター・レフト方向への強風の影響もあり、小松8安打(うち二塁打2本・本塁打2本<7番・8番の二者連続>)、済美17安打(うち二塁打6本・本塁打1本)という乱戦になった決勝戦。ただ、このアーチは風関係なしだった。2回裏・1点先制後に二死一・三塁から済美3番・山田 響(2年主将・170センチ75キロ・右投右打・新居浜ヤングスワローズ出身)が放った高校通算28本目となる3ランである。

 このホームラン、左中間最深部中段まで運んだパワーもさることながら、特筆すべきは技術力の高さ。先週の練習において中矢 太監督が仕掛けた「これまでと異なりフルスイングをしない練習に取り組んできた」小松投手陣攻略の謎かけに対し、山田は「以前のすり足にしてトップをまずは作る」ことで解決。さらに相手投手の内角低めに食い込んでくるチェンジアップに対し「我慢して捉えてから押し込む」イメージでバットの先から振りぬいてみせた。この試合、山田は5打数3安打5打点で済美の7年ぶり4度目の大会制覇に大きく貢献。準決勝までは14打数4安打4打点とややタイミングに悩んでいる様もあったが、これで秋季四国大会には万全で臨めそうである。

 

 「愛媛県の代表として甲子園は目標にしているが、まずは一戦一戦。その前にあいさつ、礼儀をもう一度見直してやっていたい」と表彰式後には主将としての意気も話した山田。その先に広がるのは自身1年夏以来の甲子園と、安樂 智大(東北楽天ゴールデンイーグルス)が2年だった2013年以来7年ぶりのセンバツに「ホームランアーチスト」として見参することだ。

(レポート=寺下 友徳

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