済美が3年ぶり10度目の秋季四国大会出場を決める



6回裏済美二死満塁から1番・山本 竜介(2年・中堅手)が2点適時打を放つ

 序盤の主導権を握ったのは昨年の大会覇者・帝京第五。初回に相手先発の乱れを突き、二死二・三塁から5番・片山 維(2年・投手・176センチ76キロ・右投右打・五條ボーイズ<奈良>出身)の左前打で先制すると、3回表には一死二塁から4番・西田 佑崇(2年・左翼手・177センチ78キロ・新居浜ヤングスワローズ出身)の左越二塁打で2点目。

 片山と山崎 太陽(1年・捕手・185センチ67キロ・右投右打・羽村リトルシニア<東京>出身)のバッテリーも初回こそ二死二・三塁から済美5番・矢野 泰二郎(2年・捕手・177センチ82キロ・右投右打・妻女ボーイズ出身)に適時打を浴びたものの、最速137キロのストレートと、110キロ台のチェンジアップ、スライダー、100キロを切るカーブを有効活用。「タイミングを外すように」という小林 昭則監督の指示を守って3イニング0を並べた。

 しかし、上位に機動力あふれる打線をそろえる済美は中盤に反撃。5回裏一死二・三塁から「ファウルで粘り必死に食らいつく意識で入った」2番・泉内 匠之介(2年・右翼手・175センチ71キロ・右投左打・松山市立久谷中出身)の中前打で逆転すると、続く6回裏にも二死満塁から1番・山本 竜介(2年・中堅手・184センチ78キロ・松山市立椿中出身)が「インパクトだけに力を込めるようにした」遊撃手横を破る2点適時打で突き放した。

 帝京第五も8回表一死二・三塁から7番・中村 陸(1年・三塁手・170センチ68キロ・ヤング阿南シティーホープ<徳島>出身)の中前適時打で1点を返したが、反撃もそこまで。終わってみれば4安打で5点を奪う試合巧者ぶりと2番手・林 優斗(1年・181センチ86キロ・右投右打・鳴門市大麻中<徳島>出身)の粘投、そして「実は先発も考えていた」(中矢 太監督)水田 翔大(1年・右投右打・166センチ59キロ・高知市立青柳中出身)の好リリーフが光った済美が3年ぶり10度目の秋季四国大会出場を決めた。

(レポート=寺下 友徳