2018年03月31日 西条市ひうち球場

済美vs宇和・北宇和・三瓶連合

2018年春の大会 平成30年度春季四国地区高等学校野球愛媛県大会 準々決勝
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さすらいの四国探題 寺下友徳

宇和・北宇和・三瓶連合、「県8強」でラストゲーム



西条市ひうち球場

 「なんか、ウチが勝ってしまって申し訳なかったです」
 以前は松山商で部長職を務め、今回の宇和北宇和三瓶連合チームではベンチ入りはせず試合前のノッカー役などで裏方に徹する程内 大介・北宇和監督が試合前にこぼす。この前日、宇和北宇和三瓶連合は松山商を6対3で撃破。ただ、この済美戦を見ればその理由は十分頷ける。

 宇和北宇和三瓶連合先発の菅 大輝(宇和3年・右投右打・163センチ51キロ・西予市立宇和中出身)は純粋なるアンダースロー。済美戦では5回途中でマウンドを降りたが、要所で松山商での完投勝利を彷彿とさせる制球力を見せた。また、2番手・大野 恭介(北宇和2年・右投右打・175センチ70キロ・鬼北町立広見中出身)、3番手・今西 楽人(北宇和2年・左投左打・163センチ53キロ・宇和島市立三間中出身)も随所に力のあるボールを披露した。

 打線も然り。序盤は済美の軟投派サイド・近藤 海楓(3年・右投右打・177センチ69キロ・新居浜ヤングスワローズ出身)の前に苦しんだが、5回表には二死一・二塁から2番・小出 亮太(北宇和2年・三塁手・右投右打・164センチ53キロ・四万十市立西土佐中<高知>出身)が中越2点二塁打。続く6回表にも連続失策で得た無死一・三塁から7番・宇都宮 拓実(宇和2年・捕手兼一塁手・右投右打・165センチ59キロ・西予市立明浜中出身)がレフト線へ適時二塁打。大会前に練習試合ダブルヘッダーで対戦し1試合目は5対1。「弱いチームではない」(中矢 太監督)を体感していた済美が十二分な対策を立てたために結果はコールド負けに終わったものの、連合チームの指揮官を務める三瓶・中岡 隆児監督が示した「精一杯コツコツやっていく」を選手たちは体現してみせた。

 この大会で連合チームはひとまず解散。夏の愛媛大会ではそれぞれのチームで臨む。そして試合後、宇和主将・宇都宮 聖就(3年・内野手・右投右打・170センチ70キロ・西予市立宇和中出身)、北宇和主将・浅田 昌樹(3年・中堅手・右投左打・165センチ64キロ・宇和島市立三間中出身)、連合チーム主将も兼ねた三瓶主将・磯崎 海(3年・一塁手兼捕手・右投左打・170センチ82キロ・西予市立三瓶中出身)は異口同音にこう言った。「今度はお互いに戦いたいです」

 秋は県大会進出。春は県大会1勝で8強入り。協力し合えば大きな敵も倒せることを身をもって知った彼らは、今度は戦いの場での再会を期して、夏へのラストスパートに入る。

(文=寺下 友徳

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