2017年04月02日 西条市ひうち球場

松山聖陵vs松山商

2017年 平成28年度春季愛媛県大会 決勝戦
印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

さすらいの四国探題 寺下友徳

未熟でも「徹底」貫いた松山聖陵

中村 有(松山聖陵)

 聖地に衝撃を与える4発で大阪桐蔭が5年ぶり2度目の優勝を果たし幕を閉じたセンバツ。その一方でセンバツ3敗に終わった四国地区の内容も衝撃的であった。
 四国内とは別次元の打撃力・投手力・そして守備力。中村は実力を出しきって前橋育英に健闘したが、守備力は同等以上に渡り合った明徳義塾ですら早稲田実業に最後、自ら崩れて競り負けた事実は非常に重いものである。

 昨秋四国大会準優勝で48年ぶり2度目のセンバツ出場を果たした帝京第五もまた然り。作新学院に序盤から失点を重ね、攻撃では「見極め」もできず。自分たちの戦いを全くできぬまま敗れ去った。「夏までに何から手をつけたらいいのか?」一勝はおろか、1点を取るのも四苦八苦する事実には絶望感すら漂う。

 しかし、センバツ決勝戦翌日に行われた春季愛媛県大会決勝戦。その糸口は確かにあった。
 まずは18年ぶり3度目の春季愛媛県大会優勝を果たすと同時に、2年連続3度目の春季四国大会出場を決めた松山聖陵。この春季県大会では準決勝で昨秋四国大会ベスト4の済美を延長11回で撃破。すでに夏の愛媛大会第1シードが確定している帝京第五。第4シードが確定した宇和島東の中に割って入り、済美との第2シード・第3シード争いに入ることになった(あと2勝すれば第2シード)彼らの原動力は「徹底」である。

 投手では中村 有(2年・右投右打・178センチ65キロ・沖縄市立美東中出身)。昨秋県大会では20人の登録メンバーにすら入らなかった背番号「1」は、腕の長いインステップスリークォーターの特性を活かした「甘いところに投げない」を徹底。2回表に先制点を許しても慌てず113球8安打1四死球4失点で公式戦初完投を飾ってみせた。

【次のページ】 松山聖陵vs松山商(2)

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
ハイレベルな戦いが序盤がありそう!夏のシードをかけた春季愛媛県大会のポイントは? 【ニュース - コラム】
第1004回 投手王国・西条に通算29本塁打・山田響を擁する済美。140キロ超がいる、聖カタリナ学園に宇和島東も目が離せない!【春季愛媛県大会展望】【大会展望・総括コラム】
香川オリーブガイナーズ合同自主トレーニング開始 「松中信彦塾」ここに開校! 【ニュース - 高校野球関連】
第2回 愛媛県高校野球3大ニュース 混沌の先に見える一筋の光【愛媛の高校野球】
第3回 かつて四国4商と言われていた時代が、高校野球の歴史を作っていた【高校野球の時代を作った商業校、工業校】
第10回 沖縄で着実に受け継がれる甲子園のDNA【沖縄の高校野球】
第1回 「奇跡のバックホーム」を生んだ「松山商・熊本工」平成の名勝負のあった年は、 公立商業校と工業校が活躍し昭和感を蘇らせた時代でもあった【高校野球の時代を作った商業校、工業校】
新田vs松山聖陵【愛媛県 2019年秋の大会 愛媛県秋季大会中予地区予選】
松山聖陵vs小松【愛媛県 2019年夏の大会 第101回選手権愛媛大会】
明徳義塾vs松山聖陵【2019年春の大会 第72回春季四国地区高等学校野球大会】
松山聖陵vs四学大香川西【2019年春の大会 第72回春季四国地区高等学校野球大会】
大分vs松山聖陵【第91回選抜高等学校野球大会】
松山商 【高校別データ】
松山聖陵 【高校別データ】
平成29年度 春季四国地区高等学校野球愛媛県大会  【大会別データ】

応援メッセージを投稿する

愛媛県地域応援スポンサー

愛媛県の地域スポンサー様を募集しております。

試合記事トップに戻る サイトトップに戻る