安本 竜二選手 (静岡)
寸評
遊撃手ならば、高校生トップクラスの長打力を誇る安本竜二。東海大会では、3本塁打を放ち、注目が集まった神宮大会では無安打だったが、これほど振れる選手もいない。 静岡は、早慶などのトップレベルの大学へ進学するケースが最近多くなっているが、もともとは望月 一(元広島)、山﨑 一玄(元阪神)、高木康成(元巨人)など、高卒からプロ入りしていた選手もいた。もしさらに自分を高めたいならば、高卒プロを目指すつもりで、取り組むべき選手だろう。 (打撃) 手元でボールを呼び込んで、引っ張り先行の打撃を見せる選手。 スタンスはオープンスタンス。グリップを肩より少し低い位置に置いて構えてる。構え自体に力みはなく、投手をしっかりと見据えた構え方でバランス自体は良い。 投手の足が下りたところから始動を仕掛けていき、左足を回しこむように上げていきながら、間合いを測り、真っ直ぐ踏み込んでいく。トップの動きを見ていくと、捕手側方向へ引いていき、インパクトまでヘッドが下がらずに、弧を大きく描くスイングを見せている。スイング自体は力感があり、捉えた時の打球は速く、また打球の角度も高い。 勝俣 翔貴(東海大菅生)の速球、変化球にはしっかりと喰らい付いていて、見極めることが出来ていた。甲子園でどこまで魅せられるかだろう。 (守備・走塁) 守備を見て感じたのは、遊撃手としてスピード感を欠けるのが気になった。高校生としては悪くはないが、上のレベルでも遊撃手をこなすのならば、さらにスピード感が欲しいところ。だが背筋の強さ、肩の強さはある選手で、バックハンドからの送球には強さを感じる。あとは捕球に入るまでのスピードを磨いていくことになるだろう。 塁間タイムは4.4秒前後で、左打者に換算すると4.10秒前後となかなかのタイムだ。
更新日時:2015.01.19
将来の可能性
明治神宮大会では本来のプレーではなかったと感じる。とはいえ、ポテンシャル的には素晴らしいモノを秘めている選手で、もう1試合ぐらいみて、魅力に迫りたかった選手だ。 プロは強打型で、標準以上の肩の強さを持った遊撃手は放っておかないだろう。選抜で、走攻守すべてにおいてアピールできるか。昨夏、全国で勝てなかった1勝を晴らす活躍を見せてほしい。
更新日時:2015.01.19
PHOTO GALLERY フォトギャラリー
チームメイト(高校)
その他の関連選手
-
-
2023.11.24
宮原 駿介
都道府県:静岡
球歴:
-
2023.10.22
相羽 寛太
都道府県:静岡
球歴:静岡高-ヤマハ
-
2023.10.17
杉田 健
都道府県:静岡
球歴:日大三島-日本大国際関係学部
-
2023.10.17
佐藤 啓介
都道府県:静岡
球歴:中京大中京-静岡大
-
2023.10.01
稲垣 喜紀
都道府県:静岡
球歴:袋井-静岡理工科大
-
-
2023.09.03
加茂 昇真
都道府県:静岡
球歴:浜松学院
-
-
2023.09.03
佐山 蒼空
都道府県:静岡
球歴:静清
-
2023.08.04
赤尾 健輔
都道府県:静岡
球歴:浜松開誠館
-
2023.08.04
福田 壱基
都道府県:静岡
球歴:浜松開誠館