古賀 咲也選手 (海星)

古賀 咲也

球歴:海星

都道府県:長崎

ポジション:投手, 三塁手

投打:右 / 右

身長:180.0 cm

体重:78.0 kg

学年:卒業

寸評

 中学時代は投手として140キロ近い速球を投げる本格派、打者としての才能も優れ、50メートルも6秒フラット、そして顔立ちも良い。当時からスター性を持ったプレーヤーだったことが伺える。しかし高校では順調とはいかず、6月に練習試合で亀裂骨折してしまい、長崎大会準決勝まで戦列を離れていた。準決勝から復帰し、7打数4安打という活躍ぶりだった。 (打撃) スタンスはスクエアスタンス。グリップを高めに置いて膝を曲げて重心を下げ、背筋を伸ばして構えている。バランスよく構えていることができており、筋の良さを感じる。昨年はベースからかなり離れて立っていたが、ホームベース寄りで立っている。 投手の足が着地したところから始動を仕掛けるスタイル。仕掛けはかなり遅い点は変わりない。ギリギリまで引きつけて打つが、レベルの高い投手の速球には差し込まれる傾向があるのではないだろうか。足上げは小さく、ほぼノーステップで踏み込むことが出来ており、足元のブレが少ない。 トップの動きは以前より改善され、体の後ろに入りすぎたグリップも捕手側方向に引くようになり、以前よりは振り出しが滑らかになった。インパクトまでロスのないスイング軌道が出来ており、的確にボールを捉えることが出来ている。ヘッドスピードの速さは以前よりも速くなり、押し込みも強くなってきたが、フォロスルーが小さく、体の大きさの割りにアベレージヒッターのスイングをしている。 打者としては勝負強さを売りとして中距離打者に成長していくのだろう。 (守備・走塁) 丁寧にこなしている一塁守備は相変わらず。甲子園では途中から三塁を守ったが、地肩の強さは元々、投手ということもあって、強い。地肩の強さは上のレベルでも通用するレベルに達しているのではないだろうか。 塁間タイムは4.4秒。左打者に換算すると4.10秒前後だから、中々の脚力の高さであることが伺える。
更新日時:2011.11.16

将来の可能性

 打者として昨年よりも進歩が見られ、三塁手としての可能性を見出し、将来的には強肩強打の三塁手に変貌していく可能性を秘めているだろう。元々は投手をやっていたので、大学では投手をやるかはわからないが、いずれにしろ可能性を感じさせてくれる選手。  プレー中の立ち居振る舞いをみると常に投手に声をかけて、気配りが持てて、表情を見ると心優しい男であることがうかがえる。ぜひ大学ではレギュラーとして活躍できるよう真剣に野球に取り組み、チームメイトだけではなく、ファンからも愛される選手になってくれることを期待したい。
更新日時:2011.11.16

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