目次

[1]全体練習の締めくくりは12分間走×2
[2]同じ練習メニューを全員に強要するのはナンセンス
[3]当時3年生たちの声を紹介!

■東山バスケ部のランメニューに迫った【前編】を読む

全国屈指の強豪バスケ部・東山。前編では普段、取り組んでいるトレーニングメニューについてご紹介いただきました。後編ではバスケ部のトレーニングをさらに紹介していただき、トレーニングの効果をより上げる休養の重要性を教えていただきました。

全体練習の締めくくりは12分間走×2

 田中 幸信監督は続いて「3歩ダッシュ」「ステップステップ」と呼ばれているメニューも、お薦めドリルとして紹介してくれた。
「3歩ダッシュは、3歩ごとに方向を切り返しながらジグザグにダッシュするメニューです。往復で1セットと考え、往路でゆっくりとしたスピードでフォームを意識しながら行い、復路でスピードを上げて行います。バスケットで必要とされる、瞬時に切り返して方向を変える力を養うことが狙いですが、野球選手にとってもプラスに働く要素ではないかと思います」

 ステップステップは2人一組になり、主導となる一人の選手のステップの動きを、もう一人の選手がマネをすることで敏捷性を高めるドリル。真ん中の人の動きを真似する3人一組のパターンでも行う。ボールを使ったスキル練習が終わると、全体練習の締めくくりは12分間走。コート周りを逆時計回りに12分間走った後、時計回りに12分間走る。実質的には24分間走だ。



「コートのタテの部分を全力で走り、ヨコの部分はジョグで緩めに走る。メリハリをつけるのがポイントです。タテを全力で走る際には列の最後方の選手が全員を追い抜き、一番前までこなければいけない決まりになっているので、最前列の選手は常に入れ替わっています。瞬発力と持久力につながる心肺機能をともに高めることができるので、両方の要素が必要なバスケットボール選手にとっては不可欠なメニューです。野球は持久力はさほど必要としないスポーツなのかもしれませんが、長距離走をゆっくりとしたスピードで延々と走るくらいなら、瞬発力を養う効果のある12分間走を行ったほうが有効性は高いのではないかと思います」

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