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第13回 水泳が苦手球児も必見!!スイミングトレーナーが伝授するトレーニング効果の高まる泳ぎ方講座2016年09月06日

【目次】
[1]水中トレーニングのメリットはたくさん!
[2]水中での正しい歩き方!
[3]泳ぎ方のポイントを伝授!
水中での正しい歩き方!
正しい姿勢を学んだら、次はウォーキング。「まず歩き方ですが、水中では浮力があるので、ついついチョンチョンとつま先立ちで歩いてしまいがちですが、しっかりとかかとから足を付いて、足の裏をプールの底に着けてから、つま先で蹴るようにして踏み出すようにしましょう」(福田さん)
かかとから付く
つまさきで蹴って前へ
つま先立ちで歩かない
基本的な歩き方を覚えたら、次はプールのなかを歩きながら特定の動きをすることによって、体の様々な部位を鍛えます。
「歩きながら、両手を前に出します。そして、一歩前に進むのと同時に両腕を後ろに引きます。ポイントは先程、お教えしたように姿勢を良くして真っ直ぐに立つことで、腹が前に出て体が反らないように気を付けます。良い姿勢で、この動きを繰り返すと腹筋と背筋を鍛えることができます。また、両腕を引く時にヒジを肩の高さと平行にしたまま横に開くように引くと、胸筋を鍛えることができます。また、呼吸ですが、両腕を前に出した時に吸って、後ろに引いた時に吐くようにすることが大切です」(福田さん)
両腕を前に出す
両腕を後ろに引く
腕を引いた時も姿勢は真っ直ぐに保つ
「同じように歩きながら、右手で左足のつまさきを、左手で右足のつまさきを交互に触っていきます。このとき、ヒザは曲げずに伸ばしておきます。この運動ではいわゆる横っ腹にあたり腹斜筋を鍛え、尻から太ももの裏側を伸ばすことになります。また、右手で右足のつまさき、左手で左足のつまさきを触ると、股関節周りの筋肉を使うので股関節の可動域を広げる効果があります」(福田さん)
右手で左足のつま先を触る
左手で右足のつま先を触る
「さらに、歩きながら太ももを上げてヒザの裏側で手を合わせる運動では、足を上げた時に腹に力を入れることで腹筋を鍛えられます。つまさきを触るときや足を上げる時は必ず息を吐くこと。そして、姿勢はやはり真っ直ぐなままで、体が硬い人は無理につまさきに触れなくても良いので、背中を丸くしてはいけません」(福田さん)
ヒザの裏側で手を合わせる
背中は丸めないようにする