第43回明治神宮野球大会 チーム紹介 京都翔英高等学校 【近畿代表】

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京都翔英高等学校京都初出場

チーム紹介

    初めて京都を制し、初出場となった近畿大会も制した。

    学校は1984年に京都少林寺高等専修学校として開校。現校名になったのは94年からで、以降も少林寺拳法が必修科目として取り入れられている。

    チームは京都府大会決勝(福知山成美戦)で22得点を挙げた打撃のチーム。その中心になるのが4番の榎本 和輝。近畿大会では準決勝(龍谷大平安戦)で勝ち越しの満塁弾を放つなど、打率6割2分5厘。長打率は10割で、打点も6とチームトップの成績だった。

    チーム全体では近畿全試合で先攻と、やはり攻撃的な姿勢が伺える。また各試合で3つずつの犠打を記録したが、送りバントの場面でも簡単にはバントをせず、じっくりと球を見極めた上で、時にはバスターやヒットエンドランに切り替えるケースも多かった。太田弘昭監督の、「京都のチームは動く」という方針が攻撃スタイルに表れている。

    攻撃時のベースコーチには、一塁が平塚隆太、三塁は後藤晃が立っていた。守備時の伝令役は、控え投手でもある吉田賢矢が務めている。

投手紹介

    「ウチのエースナンバーは18番」と太田監督は代々1番をエースにはしていない。京都大会から、主戦として最も多くの登板機会があった八木剣奨が近畿大会でそのエースナンバー18を背負った。キャッチャーの山口翔吾主将は、「カーブが決まれば打たれることは少ない」と自信のあるボールを話す。近畿大会では準決勝で先発し、7回を投げて4失点という内容だった。

    その八木に代わって大活躍だったのが榎本。元々エース候補として期待されていたものの、肩や足のケガで1年近く公式戦での登板がなかった。その榎本が、近畿大会1回戦(神戸国際大附戦)で先発。相手陣営がまったく予期していなかった起用だった。ただ指揮官は、「京都大会でも、投げられる状態ではあった」と説明する。事実、榎本の球は故障していた影響を感じさせず、初戦で1失点完投。準々決勝(履正社戦)と、決勝(報徳学園戦)では、延長の激闘を一人で投げぬいた。準決勝のリリーフを含め、4試合35イニングを投げて防御率1.08。完全復活と言えるに相応しい成績を残した。球速130キロ台中盤の直球があるが、変化球を使う割合が多く、スライダーやチェンジアップ、ツーシームで打たせて取る投球が持ち味。近畿大会での疲労が取れていれば、神宮でのピッチングが楽しみだ。

    二人以外では、背番号1をつけていた左腕の前村皇太と、背番号10の吉田賢矢が控える。

公式戦11勝0敗

 勝ち上がり 相手
京都府一次戦 1回戦 8-4 山城
2回戦 15-11 菟道
代表決定戦 11-4 久御山
京都府二次戦 2回戦 13-2 京都外大西
準々決勝 9-7 日星
準決勝 7-3 京都すばる
決勝 22-3 福知山成美
近畿大会 1回戦 2-1 神戸国際大附
2回戦 3-1 履正社
準決勝 9-8 龍谷大平安
決勝 3-2 報徳学園

近畿大会での登録選手(◎:主将)

背番号 名前学年身長体重
1   前村 皇太 1 180 64
2 ◎  山口 翔吾 2 171 94
3   榎本 和輝 2 181 74
4   西岡田 聖 2 171 56
5   堺 大輝 2 160 55
6
田中 鳳真 2 180 66
7   中村 陽和 1 172 72
8 平垣内 寛也 1 176 69
9   小谷 実希也 2 172 69
10   吉田 賢矢 2 180 73
11   平塚 隆太 1 167 60
12   椿本 倖太 2 173 72
13   上田 拓也 2 171 73
14   池野 弘将 2 174 65
15   後藤 晃 2 172 56
16   後藤 勝成 2 176 70
17   進藤 大輝 1 176 66
18   八木 剣奨 2 175 64
記録員 杉村 悠斗
監督 太田 弘昭
部長 伊地知 正喜

決勝でのオーダー

ポジション名前
小谷 実希也
堺 大輝
山口 翔吾
榎本 和輝
平垣内 寛也
田中 鳳真
中村 陽和
上田 拓也
西岡田 聖

■高校別データ:京都翔英

文:松倉 雄太

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