Column

飯塚高等学校(福岡)

2012.08.02

僕らの熱い夏

地区大会を振り返る

ウォーミングアップでのダッシュ

■キャプテンに質問!
北野 貴昭 (学年:3年/役職:主将)

Q. 夏の福岡大会6戦を振り返ってみて、一番苦しかったゲームや試合状況を教えてください。

 序盤の拙攻がたたり、追いかける苦しい展開だった福岡八幡戦です。劣勢でしたが、じゃんけんで勝った福岡八幡が先攻を取ったので、「粘り勝ち」の意識で臨みました。
 7回の2234の本塁打で生き返り何とか勝てた、勢いをつける意味のある一戦となりました。

Q. 優勝した瞬間の状況と、その時の気持ちは?具体的に教えてください。

 9回二死になって、優勝を意識し、生まれて初めてのドキドキ感を味わいました。皆の顔を見て、笑顔で優勝に向かっている様子が見られてよかったです。
 優勝が決まった瞬間は、嬉しかったのと同時に、ホッとしました。キャプテンとして、任された末の結果に対し、やりがいも感じた一瞬でした。

チームメイトを紹介!

左:北野貴昭主将,檜幹也,石田健大,白石剛己:右

Q. 夏の甲子園で、さらに暴れてくれそうな選手を紹介してください。

 打撃陣では、勝負強い4番の2234です。1番私、2番丸本大志、3番檜幹也が出塁し、石田にまわしたいです。

 投手陣では、古賀大輝西俊彦が、粘り強い投球をしてくれるはずです。

Q. アルプススタンドから、声が聞こえてきそうな選手は?

 三年生全員です。

Q. 甲子園への目標を達成した今、あらためて感じる仲間への思い、メッセージ は?

 ついて来てくれて、感謝しています。恥ずかしくて面と向かって、なかなか言えませんが、甲子園を目指し、サポートにまわってくれた三年生をはじめ、みんなへ。「ありがとう」。

Q. 甲子園での目標

 初出場の4年前は、甲子園出場が目標でした。出場後は、「甲子園で勝つ」に目標が変わりました。緊張すると思いますが、県大会のような粘りの野球を続けたいです。また、「チームワークと雰囲気がいい」と言われるような野球をしたいです。

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指導者が語る!このチームの強み

■吉田幸彦監督に質問

吉田幸彦監督

Q. 甲子園ではどのような飯塚野球を展開したいと考えられていますか?

 機動力野球です。一三塁の形を常に作り、足を使って攻めたいです。相手次第で、好投手のチームに対しては、バントで送りタイムリーで確実に点を取る展開もあると思います。

編集部註
 吉田幸彦監督は、柳川商業の現役時代は、1番ショートの主将。江川卓擁する作新学院と対戦し、機動力野球の「バスター戦法」で、江川を苦しめた。
 インタビュー中に、「柳川野球ですね」と問うと、「そうだね」と即答された。1973年の「バスター戦法」が、39年後の今夏、再現なるかもしれません。

■瀬津田玄コーチに質問!

瀬津田玄コーチ

Q. 甲子園ではどのような走攻守を展開したいと考えられていますか?

走塁:すきあれば「積極的な走塁」
攻撃:「甘い球をフルスイング」する思い切りのいい打撃
守備:「アウトを完成させる」全力のスローイング

編集部註
 グラウンド内外と、細やかに野球部員を観察する瀬津田玄コーチ。登校中にゆっくり歩く部員には、「きちんとした姿勢でダラダラと歩かない」と、普段の態度が野球にもつながるとの考え下、指導にあたる。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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