第25回 東海大北海道【前編】限られた時間の中で才能を開花させたドラフト候補・水野滉也2016年08月18日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   
東海大北海道

【目次】(ページ下部のフォトギャラリーもチェック!)
[1]ドラフト候補・水野滉也投手を成長させたトレーニング法
[2]水野投手が実践するウエイトトレーニング法・ポイントを紹介!

 他人と同じことをしていては、レギュラーは奪えない。みんなと同じチーム練習だけをやっていたのでは、自分のレベルアップも図れない。そこで重要になってくるのが個人練習。自らの弱点を補い、長所を伸ばすための個人練習の質と量が、そのカギを握る。

 東海大北海道では、準硬式野球部、東海大札幌高とグラウンドを共有しているため、練習時間の制約があるにもかかわらず、今春の全日本大学選手権ではベスト8入り。選手たちが限られた時間をいかに有効利用しているのかを投手の2本柱である水野 滉也(4年・札幌日大)、山根 大幸(4年・花巻東)、さらには1年から4番を任されてきた伊藤 諄(4年・東海大四)の3人に聞いてみた。

ドラフト候補・水野滉也投手を成長させたトレーニング法

水野 滉也選手(東海大北海道)

≪水野 滉也≫

 東海大北海道のシーズン中の主な1週間の練習の流れは、高校と時間を調整しながら月、火曜日のいずれかにオフを入れ、水曜日は午前8時30分から12時、木曜日が午後6時から午後8時30分、金曜日は午後4時から8時30分までがグラウンドを使用できる時間となる。土、日曜日は自校のグラウンドか、相手の方に出向いてのオープン戦が組まれることが多い。そんな限られた練習時間の中で、水野は1年春からマウンドに立ち、いきなり3勝(1敗)をマークして新人賞に輝いた。

 その後も順調に成長していったが、3年になってスランプに陥った。「はっきり言って1、2年の頃は練習していませんでしたね。ただ、決められたメニューをこなしていくだけでした」というツケが球速、コントロール、変化球のキレなどすべてに現れた。

 3年春のリーグ戦では、先発わずか1試合。チームに連れて行ってもらった大学選手権では、2回戦の早大戦に先発したが、2回0/3、5安打2四球2失点でKOされ、チームは0対12で5回コールド負けを喫した。「マウンドに立ってみないと、調子がどうなのか分からない状態でした。さすがにこのままじゃダメだと…」と、取り組み始めたのがウエイトトレーニング。ただやみくもに筋力をつけるのではなく、自分の体を思い通りに動かすために、1つひとつのトレーニングの意味をしっかりと理解した上で、ブレない体幹を目指し鍛え上げてきた。

このページのトップへ

【次のページ】 水野投手が実践するウエイトトレーニング法・ポイントを紹介!

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第1092回 社会人野球を代表するホームランアーチスト・今川優馬(JFE東日本)「高校通算は2本塁打。レギュラーを必死に目指した3年間」vol1 【2020年インタビュー】
白樺学園vs札幌日大【北海道 2019年秋の大会 第72回秋季北海道高等学校野球大会】
札幌日大vs帯広農【北海道 2019年秋の大会 第72回秋季北海道高等学校野球大会】
第228回 将来性抜群の大型右腕・佐々木朗希(大船渡)の行き先はパ・リーグか?1位指名球団を予想!【ドラフト特集コラム】
第227回 「地元の仲間と甲子園に行きたい」から始まった大船渡・佐々木朗希の3年間【ドラフト特集コラム】
第89回 村上 宗隆(東京ヤクルトスワローズ)高卒2年目・日本人最多本塁打達成!【高校野球コラム】
第49回 高校野球界に「中学軟式出身旋風」到来か?【101回大会特集】
鳴門vs花巻東【第101回全国高等学校野球選手権大会】
第953回 大会4日目は選抜準優勝の習志野が登場!すべて実力校対決の4日目4試合の見所!【大会展望・総括コラム】
花巻東vs大船渡【岩手県 2019年夏の大会 第101回選手権岩手大会】
花巻東vs黒沢尻工【岩手県 2019年夏の大会 第101回選手権岩手大会】
第1008回 この夏、完全覚醒へ。自己分析できる大器・西舘勇陽(花巻東) 【2019年インタビュー】
第774回 甲子園のスターから社会人屈指の本格派へ化ける!板東湧梧(JR東日本)の進化の秘密 【2018年インタビュー】
第359回 北海道日本ハムファイターズ 大谷 翔平投手 vol.3「超一流の習慣を支えるもの」 【2016年インタビュー】
第357回 北海道日本ハムファイターズ 大谷 翔平投手 vol.2「ボールを自分に合わせる」 【2016年インタビュー】
札幌日大 【高校別データ】
東海大四 【高校別データ】
花巻東 【高校別データ】

プロフィール

京田 剛
京田 剛
  • ■生年月日 1967年5月16日
  • ■出身地 大阪府
  • ■経歴 奈良県立郡山高校―龍谷大学
  • ■小2から野球を始め、高校時代は捕手。大学では4年間マネジャーで、4年の時は関西六大学野球連盟学生委員長。
  • ■大学卒業後は報知新聞大阪本社でプロ野球、アマ野球を中心に取材。2004年からは大阪学院大学で2年間、硬式野球部の監督を務める。その後は北海道の道新スポーツで約5年、野球を取材。
  • ■2015年にはり師、きゅう師免許を取得し、現在は「スポーツ鍼灸 はり悟空」を経営。鍼灸師としてスポーツ選手を中心に治療に従事する傍ら、スポーツライターとして執筆活動もしている。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム