Column

光星学院高等学校 【東北代表】

2011.11.21

第42回明治神宮野球大会 チーム紹介 北照高等学校 【北海道代表】

光星学院高等学校東北地区・青森3年ぶり2回目

チーム紹介

  • 甲子園準優勝の旧チームから、田村、北條、天久、城間が残った。この4人が上位から下位まで打線の重要なポジションに散らばっている。
  • 3番になった田村は、東北大会準決勝の花巻東戦(2011年10月11日)では2本塁打とその長打力は相手投手を怯ませるくらいの迫力がある。4試合全体でも15打数7安打8打点と全ての面でチームNO1の成績を残した。 4番の北條は準決勝までは苦しんだが、決勝の聖光学院戦(2011年10月12日)では好投手の岡野から2安打を放ちホッとした表情を見せた。
  • 中軸の2人に注目が集まるが、下位打線の活躍も見逃せない。中でも8番の木村は全試合でヒットを放つなど10打数6安打3打点。決勝で逆転のタイムリーを放ちチームが盛り上がるなど、ムードメーカーとしての役割があるのも木村の特徴と言える。この下位打線が好調だったことが1番天久の5打点にも繋がっている。
  • 決勝では一塁コーチを14番の岸川、三塁コーチを20番の砂子が務めていた。岸川は城間がマウンドに上がった際にセカンドで起用される。
  • 守りでは田村がそれまでのサードからキャッチャーにコンバートされた。本人によると中学までは経験があるが高校では初めてとのこと。「サードに比べて全体を見るポジション」とやりがいを感じているようだ。東北大会では田村ならではの読みが随所で見られた。
  • 大会中は夏の甲子園に出場した3年生も帯同。花巻東の左腕。小原対策として澤が打撃投手を買ってでるなど、新チームを支えた。「神宮大会に出ることが3年生への恩返し」と話した田村主将。さらに「神宮大会で優勝して東北にセンバツの枠を持って帰りたい」と更なる意気込みで頂点を目指す。

投手紹介

  • 攻撃陣とは裏腹に、投手陣は旧チームからガラッと入れ替わった。仲井監督の東北大会での投手起用を見ても、まだまだ手探り状態だったことが伺える。
  • そんな状況のチームで、ポイントとなるゲームでマウンドを託されたのが城間だった。背番号4が示す通り内野手で、甲子園でもスタメン出場したゲームがあった。投手としても、野手していたことを思わせる投げ方。県大会では17イニングで与えた四死球はわずか1個。東北大会でも2試合で6個とコントロールに自信を持っている。直球は130キロ台前半だが、打たせて取るだけでなく、要所では三振も取れるのも特徴。球種はカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークと多彩で、キャッチャー田村のリードも城間を生かしている。
  • エースナンバーの金沢は最速145キロを誇る本格派で、縦横のスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップを操る。制球に課題があったが、東北大会決勝では力みの取れたピッチングで、2安打1四球と存在感を示した。「仲井監督や金沢総監督からフォームを一から直してもらった」と入学以来劇的に成長を遂げているようだ。地元・八戸市の出身でもある。
  • 東北大会準決勝で先発した伊藤は左腕。他に県大会では松浦と平泉の両投手も登板経験がある。

公式戦8勝0敗

  勝ち上がり   相手
青森県大会 2回戦 10-0 五戸
準々決勝 7-1 八戸工大一
準決勝 7-3 青森山田
決勝 21-3 大湊
東北大会 2回戦 8-1 石巻工業
準々決勝 10-0 酒田南
準決勝 9-8 花巻東
決勝 3-1 聖光学院

東北大会での登録選手(◎:主将)

背番号   名前 学年 身長 体重
1   金沢 湧紀 2 174 80
2 田村 龍弘 2 173 76
3   武田 聖貴 2 170 72
4   城間 竜兵 2 171 71
5   大杉 諒暢 2 174 67
6   北條 史也 2 176 70
7   村瀬 大樹 2 168 65
8   関口 隆祥 2 162 62
9   天久 翔斗 2 166 62
10   松浦 凌弥 2 167 63
11   伊藤 裕貴 2 180 74
12   吉田 慎司 1 178 79
13   古寺 真也 2 174 65
14   岸川 賢汰 2 166 61
15   野崎 健太 2 172 65
16   平泉 龍也 1 172 80
17   木村 拓弥 2 164 64
18   滝本 拓也 1 174 73
19   谷口 征良 2 173 82
20   砂子 大吉 2 160 53
記録員 斉藤 裕貴
監督 仲井 宗基
部長 小坂 貴志

決勝でのオーダー

ポジション 名前
天久 翔斗
村瀬 大樹
田村 龍弘
北條 史也
大杉 諒暢
武田 聖貴
城間 竜兵
木村 拓弥
金沢 湧紀

■高校別データ:光星学院

文:松倉雄太

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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