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第5回 サードコーチャーの役割2011年06月27日

 08年の大阪大会。ちょっとした話題をさらった選手がいた。

 背番号は二桁。試合に出ているわけではない、当時、東大阪大柏原にいた安達隆晃という男だ。

「注目されていたかはわからないんですけど、顕著だったのは夏の大阪大会の開会式です。『写真撮ろや』っていってくる選手が結構いました。履正社が特に言ってきて、履正社の輪の中で、東大阪大柏原の僕が一人で、写真を撮られていました」。

 安達が注目されていた理由――。

 それは彼が全身全霊をもって全うする三塁ランナーコーチの姿が凄まじかったからだ。走者の指示から始まるバッターを勇気づける声掛けのひとつひとつは、従来の三塁コーチャーの概念を超えたインパクトを与えていた。

 球場に響き渡る声とともに、大きなジェスチャーを駆使する。それが安達だった。

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コメント (3)
勇気をもらいました2015.04.18 元 三塁ランナーコーチ
僕は中学二年生から少しずつランナーコーチをしていたのですが 最初は三塁ランナーコーチが下手で声もだしていなかったのでチームメートから三塁コーチで大切な信頼をもらうことができませんでした ですが中3から声をだしてジェスチャーをすると安達さんのように少しずつですがもらうことができました 監督にも【三塁ランナーコーチは監督の次に大切や 】と言われて最後の試合までランナーコーチをすることができました
安達さんの話を読んで今年から高校生なので高校でランナーコーチをするかどうか悩んでいましたが高校でもすると決めました
地区は大阪ではありませんが安達さんのように 安達さんを越えるようなランナーコーチになりたいです
ほんとうに勇気をもらい感動しましたありがとうござます
続、成長2015.02.15 みちのくの33
私は、中学校1年の新チームから、三塁ランナーコーチャーをしていて、今年で4年目になります。成長は、続く
感動しました。2012.07.18 堺男児
自分も新チームからずっとランナーコーチをやっているのですが、
始めは失敗ばっかりで正直ランナーコーチを辞めたいと思ったことは何度もありました。
ただ「三塁ランナーコーチは俺しかおらん!」と自分自身に言い聞かせると、くよくよしてられへんと思いました。
安達さんが話ていた「裏方の仕事も立派な野球」と言うのは本当にその通りだと思います。
明日いよいよ夏の初戦なのですが、元気よく頑張ろうと思います。

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心で書く!氏原英明メールマガジン

プロフィール

氏原英明
氏原 英明
  • 生年月日:1977年
  • 出身地:ブラジルサンパウロで生まれる
  • ■ 高校時代から記者志望で、新聞記者になるのが将来の夢だった。
  • ■ アトランタ五輪後に、スポーツライターに方向転換。
  • ■ 大学を卒業後、地元新聞社に所属。
  • ■ その後スポーツ記者として、インターハイなど全国大会の取材も経験させてもらい、数々の署名記事を書く。
  • ■ 03年に退社。フリー活動を開始。

    『週刊ベースボール』、『ベースボールクリニック』(ベースボールマガジン社)、『アマチュア野球』(日刊スポーツ出版社)『ホームラン』(廣済堂出版)、『Number』(文藝春秋)、『Sportiva』(集英社)、『高校野球ドットコム』『ベースボールファン』などに寄稿。フリーライターとしての地位を固める。

  • 「人間力×高校野球」(2009/04~2011/01まで連載)
  • ■ 講演依頼
    講演・セミナー依頼受付中

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