目次

[1]新生・浦和学院がセンバツ・ベスト4進出。華々しい初陣を飾る
[2]聖望学園が13年ぶりの甲子園出場
[3]昌平が浦和学院に勝って優勝、これまでの私学4強に変化が
[4]埼玉の新たな試み。全国初の4地区選抜交流試合開催

埼玉の新たな試み。全国初の4地区選抜交流試合開催



鈴木 百太(深谷商)

 野球人口の減少が叫ばれている昨今。埼玉も例外なく部員不足に苦しむ高校は多い。部員が少ないと当然チームとして地区予選を勝ち上がることは難しい。

 現埼玉県高校野球連盟 監督会会長、花咲徳栄・岩井監督が音頭を取り、全国初の試みとなる各校から原則1名の4地区選抜交流試合が開催された。この交流試合を定期的に開催することで、文字通り、他校の選手や監督同士の交流はもちろん、例え所属チームが弱く強豪校にいなくとも、選抜チームで活躍することで、上のレベルで戦うことを望む選手のモチベーションになれば。

 岩井監督も
「レベルの高い生徒の中でゲームをし、何か感じたものを所属チームに持ち帰ってもらえたら。ゆくゆくはこの場に立てることを子供達の目標にしてもらえたら」
と、県のレベルの底上げも含め願望を述べた。

 実際に地区予選で敗退した生徒の中にも、例えば深谷商・鈴木 百太内野手(2年)など、今回の交流試合で目立った選手もいた。是非、今後も定期的な開催を望みたい。

(記事:南 英博