[1]新生・浦和学院がセンバツ・ベスト4進出。華々しい初陣を飾る
[2]聖望学園が13年ぶりの甲子園出場
[3]昌平が浦和学院に勝って優勝、これまでの私学4強に変化が
[4]埼玉の新たな試み。全国初の4地区選抜交流試合開催
昌平が浦和学院に勝って優勝、これまでの私学4強に変化が

昌平の優勝シーン
新チームとなり、今秋の埼玉は飛び抜けた高校がいない。しかもAシード・花咲徳栄が初戦敗退するなど波乱含みの大会に。その中で昌平は投打にバランスの良さを感じた。
今年の代は投手陣は左腕エース渡邊 俊輔投手(2年)、浦和学院戦で好投した1年生左腕・石井 晴翔投手、1年生の140km右腕・佐藤 立羽投手や安定感のある佐藤 勇心投手(2年)など枚数も多く、打線は上位下位満遍なく長打が飛び出すなど投打にバランスが良い。
それを支えているのは旧チームからの柱、4番・捕手で主将の齋藤 陽貴捕手(2年)だろう。リード面では申し分なく、好打者タイプだが、ツボに来れば長打も放つ。内容の悪い試合では自らがチームメートに厳しい言葉を放ちチームを鼓舞できるピッチ上の監督だ。
地元開催となった関東大会は、スーパーシードで出場も初戦で慶應義塾(神奈川)に打ち負けたが、今年の代のポテンシャルは高い。新チームの浦和学院は田中 樹人投手(2年)、伊藤 充輝投手(2年)、鈴木 夕稀投手(2年)、月野 龍投手(2年)など投手陣がチームを引っ張り、春日部共栄、聖望学園、山村学園を破り決勝進出。
関東大会初戦では横浜(神奈川)に敗れたが、まずまずの陣容。旧チームに比べるとやや打線が小粒だが、それでも喜屋武 夢咲外野手(2年)や三井 雄心内野手(1年)など好打者はいる。
また、秋初の関東出場を決めた山村学園も、右サイドの鹿島 駿吾投手(2年)、1年生左腕・西川 歩投手がチームを引っ張り、勝ち上がるにつれ打線も徐々に本領を発揮し関東大会でも1勝を挙げた。