目次

[1]夏の甲子園に札幌大谷が初出場!旭川大高は大阪桐蔭相手に健闘
[2]クラーク記念国際が連覇でセンバツ当確!
[3]北海道関連選手がドラフトで続々指名!苫小牧中央・斉藤や専修大・菊地はドラフト1位!

 2022年の北海道の高校野球界では、多くの出来事があった。北海道の高校野球関連ニュースを3つピックアップ。今年の高校野球を振り返りながら、来年に向けて思いを馳せたいところだ。

夏の甲子園に札幌大谷が初出場!旭川大高は大阪桐蔭相手に健闘


 夏の甲子園出場をかけた南・北北海道大会では、それぞれ札幌大谷旭川大高が勝ち上がった。札幌大谷は初めての甲子園出場となり、旭川大高は3年ぶり10回目の甲子園出場を決めた。

 札幌大谷は南大会の準決勝で苫小牧中央と対戦。苫小牧中央は今年のドラフトで広島から1位指名された斉藤 優汰投手(3年)が先発のマウンドに上がるも、札幌大谷打線を前に5回でノックアウト。札幌大谷がプロ注目投手を打ち破って決勝へと進んだ。

 決勝でも札幌大谷の前に「プロ注目投手」が立ちはだかった。決勝の相手は知内。プロ注目の坂本 拓己投手(3年)が札幌大谷を苦しめると思いきや、札幌大谷打線が火を噴いて坂本に襲いかかり、7対2で勝利して初の甲子園の切符をつかんだ。

 その後、札幌大谷は夏の甲子園で東東京の二松学舎大附と対戦し、2対3とサヨナラ負けで惜敗。初戦敗退となった。

 旭川大高は北大会の決勝で旭川東を7対1で下し、3年ぶりの甲子園出場となった。選手権大会の組み合わせ抽選では大阪の強豪・大阪桐蔭との対戦が決定。苦戦が予想された。

 注目の対戦では初回、なんと旭川大高が1点を先制。その後も追加点を挙げ、3対0として優位に試合を進めていくが、さすがは大阪桐蔭。7回に逆転され、3対6で悔しい敗戦となった。しかし、世間からの受け止めは「大阪桐蔭を相手によく頑張った」という称賛の声が多く、強豪校を相手にいい試合ができたとの受け止めが大半だったのではないかと感じている。

 なお、旭川大高は2023年の春に校名が「旭川志峯(あさひかわしほう)」高校へと変更。今年夏の甲子園は「旭川大高」として最後の出場だった。また来年からパワーアップしたその姿を、多くの人に見せてほしい。