21年夏の甲子園優勝の智辯和歌山(和歌山)。この夏は連覇を期待されながら、惜しくも甲子園では初戦敗退。しかし、秋からの新チームも強いチームであることは変わりない。

 下級生の時から活躍していたスラッガー・青山 達史内野手(2年)が中心となる。夏の甲子園前までに高校通算19本塁打を放っており、その長打力はこの世代でもトップクラスのものがある。8月27日に開催された新人戦の初戦となった日高中津戦では、本塁打を放ち、期待通りのパフォーマンスを示した。課題となった三塁守備が鍛えられば、世代トップクラスの大型三塁手になるかもしれない。

 そしてスラッガータイプでは、中塚 遥翔内野手(2年)も期待が高く、同じく日高中津戦で本塁打を放った。強打者の湯浅 孝介内野手(2年)も期待だ。

 他では抜群の脚力を持ち、守備範囲が広い多田羅 浩大外野手(2年)、堅守の二塁手・杉本 颯太内野手(2年)が残る。

 投手では、左の強打者でありながら、投手としても最速145キロを誇る右腕・清水 風太投手(2年)も期待の逸材だ。また日高中津戦で先発した技巧派左腕・吉川 泰地投手(2年)など多くの投手を揃えている。

 初戦は圧巻の3本塁打12得点のコールド勝ち発進したとはいえ、まだ時間がかかるチームであることは間違いない。

 一戦一戦重ねるごとに大型チームに相応しい実力を発揮できるか。

(記事=河嶋 宗一)