今年の秋季九州地区大会は九州国際大付の優勝で幕が下りた。4試合を戦って、6本塁打を放ち、43得点と打撃力を爆発させた。チーム打率は.391。鹿児島城西(鹿児島2位)、明豊(大分1位)、長崎日大(長崎2位)、大島(鹿児島1位)と戦っての数字である。胸を張って、明治神宮大会に挑める。

 個々をみても、とにかく上位打線が打ちまくっている。4試合を戦っているので、12打席(試合数×3.1)の規定打席以上の選手を打率順に並べてみた。

(右)中上 息吹(2年)打率.583 12打数7安打6打点
(中)黒田 義信(2年)打率.538 13打数7安打4打点(1本塁打)
(左)大島 諄士(2年)打率.471 17打数8安打5打点
(捕)野田 海人(2年)打率.438 16打数7安打3打点(1本塁打)
(一)佐倉 侠史朗(1年)打率.357 14打数5安打7打点(2本塁打)
(二)白井 賢太郎(1年)打率.294 17打数5安打6打点(1本塁打)
(三)毛利 和暖(2年)打率.182 11打数2安打2打点
(遊)尾﨑 悠斗(2年)打率.100 10打数1安打2打点

 打率トップは2番打者の中上。決勝は大島のエースが登板しなかったとはいえ、準決勝、決勝の2試合で8打数6安打は誇れる数字だろう。

 さらに打率2位の1番黒田は、7四球を選んでおり出塁率は.700。俊足を生かし、決勝の2打席連続を含めた3本の三塁打もマーク。さらに1本塁打も放っている。長打率は1.308だ。さらに20打席で三振がない。これは規定打席到達打者ではチームただ1人。

 3番打者大島はチームトップの8安打。4番打者佐倉はチームトップの7打点、2本塁打とチーム「2冠王」でもある。

 結果の数字では「理想の打線」ともいえる。楠城 徹監督は九州大会前にこう話していた。

「今年のチームは集中してヒットが出る。つながっていける。だからビッグイニングもつくれるようになった」

 明豊との準々決勝では3回に7得点。長崎日大との準決勝では3回と7回に4得点。決勝も2回に8得点と、満塁本塁打が出るなど、一気にたたみかける打線が目につく。

 さらに、忘れてはならない数字がある。4試合戦って失策がゼロだった。今大会、無失策だったチームは2試合を戦った明豊佐賀商と、1試合の鹿児島城西。そして4試合の九州国際大付。打てるチームでもあり、守れるチームでもある。

 明治神宮大会では初戦のクラーク記念国際(北海道)を勝てば、東海を制した日大三島、さらに大阪桐蔭(近畿)と敦賀気比(北信越)の勝者と戦う。

 九州を圧倒した九州国際大付の打線が全国で試される。

(記事:編集部)