目次

[1]浦和学院、東海大菅生など大型チームになる可能性が
[2]神戸国際大附、京都国際は正捕手育成がカギか


 智辯和歌山の優勝で幕が閉じた第103回甲子園。今回は甲子園出場校で新チームも強い学校について紹介をしていきたい。優勝校の智辯和歌山については個別で紹介をしている。その他、強いチームを並べていきたい。


浦和学院、東海大菅生など大型チームになる可能性が

 

福原聖矢(東海大菅生)、宮城誇南(浦和学院)

 注目なのは浦和学院。名将・森 士監督が勇退し、新監督に森 士監督の長男である大(だい)氏が就任した。現役時代、投手として活躍した森 大新監督は7月の練習訪問したときも投手をチェック。復調を目指す146キロ右腕・三奈木亜星とキャッチボールしたり、選手を横から支えるコーチングを行っていた。

 そんな今年の新チームだが、まずエースとして獅子奮迅の活躍が期待できそうな宮城 誇南がいる。さらに、遊撃手・投手を兼ねた金田 優太。新たに主将に就任した八谷 晟歩は、中学時代はU-15代表を経験し、この夏は三塁手として活躍していた。

 さらに福岡志免ボーイズ時代から二刀流として活躍していた高山 維月にも注目だ。高校入学後は外野手としてプレーしていたが、試しに捕手をやってみたところ、首脳陣を驚かすほど、様になっていたようだ。投手としても、140キロ近い速球を投げ込むだけに抜群の強肩で走者を刺す。この秋、ブレイクする可能性を持った逸材だ。

 9月から行われる地区予選の戦いぶりに注目が集まる。

 今夏甲子園初出場だった鹿島学園は正捕手の高久 塁が攻守の中心となりそうだ。鈴木監督からもリードセンスを高く評価されており、盛岡大附戦でも投手の持ち味を引き出すリードが光った。またこの試合で登板した大川 塁も、躍動感ある投球フォームから130キロ後半の直球を投げ込んでおり、潜在能力の高さが光った。昨年12月に取材した時、まだベンチに入っていない現在の2年生にも体格が良くて能力が高い選手が多くいた。そういった選手たちも秋も戦力に加わるだろう。大型チームになる可能性がある。

 東海大菅生の評価も高い。この夏は怪我の影響で西東京大会は未登板で、甲子園はベンチを外れた大型右腕の鈴木 泰成投手。大阪桐蔭戦でスタメン出場した福原 聖矢捕手、小池 祐吏内野手、小山 凌暉内野手がおり、センターラインにこのメンバーが揃っているのは非常に強い。センバツで本塁打を放ったスラッガー・鈴木 悠平、勝負強い打撃と右スリークォーターながら粘っこい投球ができる多井 耶雲、そして尾道シニア時代から評判だった速球派右腕・豊岡 遥翔も戦力に加わるだろう。今年もベンチを外れた選手の中にも体格が良い選手が多くいた。今年も大型チームを見せてくれそうだ。

 高松商は、スラッガー・浅野 翔吾智辯和歌山戦で豪快なソロ本塁打。2試合で、7打数4安打を記録し、評価を大きく上げた。秋以降、香川の第一勢力として注目を浴びる存在になるのではないだろうか。