沖縄尚学の投打の柱!後間翔瑚



後間翔瑚(沖縄尚学)

 走攻守に加え投も兼ねる沖縄尚学の大黒柱が後間 翔瑚だ。一年生のときから比嘉監督の目にとまった後間翔瑚は、秋の大会で2試合に登板するも、パッとした成績は残せなかった。しかしその後、一年生中央大会に出場。初戦の宜野座との戦いでは1番ピッチャーで登場。7回を投げ被安打僅かに2本、9奪三振の快投で名を挙げる。

 続く中部商戦では1番ライトで出場し2安打1得点。準決勝の知念戦では2番ライトで出場し、4安打3打点。三塁打を放つなど大暴れでチームの三年連続決勝進出に貢献した。

 決勝の興南戦では先発としてマウンドへ。山城 京平との投げ合いの中、6回でマウンドを降りるも2失点(1自責点)と、試合を作り続けた。

 一年生中央大会での成績は、13回を投げ12奪三振1自責点。防御率0.69をマークする一方、打者としても17打数8安打、打率.471と非凡な才能を見せつけた。

 年が明けた春。那覇商戦の同点9回に代打で打席に立つと、ライトへ見事な二塁打を放つ。その後、サヨナラ勝ちとなるホームを踏むなど持っているところを見せつけたが、チームは中部商戦で敗退。

 2020沖縄県高等学校野球夏季大会は、三年生中心のチームで出番は無かったが、この秋に躍動。最初の3試合では18イニングを投げ12与四死球と制球に苦しんだが残り2試合で調整。準決勝の与勝戦と、決勝の具志川商戦の14イニングで無死球ピッチング。

 全5試合32イニングを投げ、防御率0.84、被打率.132、奪三振率7.03をマーク。その能力の高さは、九州地区高校野球大会(延岡学園戦7イニングを投げ2失点)でも発揮された。

 沖縄の球史に残る2019年の夏。当時一年生だった後間 翔瑚の目にも、先輩たちの活躍は強く焼きついた。沖縄尚学2年振りの夏の頂点は、マルチプレイヤーとして輝きを放つこの男の手にかかっている。

(記事=當山 雅通