第162回 交流試合の躍進に馬淵監督が語った「生き方」 四国地区高校野球・2020年の3大ニュース2020年12月23日
日本中、いや世界中が新型コロナウイルスに苦しみ抜いた2020年も間もなく終わろうとしている。野球界も例外なく厳しい一年を過ごした中、四国の高校野球では今年、何が起こったのか?今回は3大ニュースにまとめてお送りしたい。
3位 甲子園交流試合で四国勢、鳥取城北と智辯和歌山に連勝!

香川県大会秋夏連覇も果たした尽誠学園
春のセンバツに続き夏の後援も中止。今年の全国舞台は8月の「甲子園交流試合」のみとなったが、四国勢は見事な戦いぶりを見せた。
まず明徳義塾(高知)は鳥取城北に苦戦を強いられながらも「制球力とクイックに難がある」相手の弱みを奥野 翔琉(3年・中堅手・JR西日本入社予定)の3盗塁などで着実に突き、最後は4番・新澤 颯真(3年・一塁手・拓殖大進学予定)の逆転サヨナラ打につなげた。
さらに圧巻だったのは尽誠学園(香川)。智辯和歌山(和歌山)に対し香川県独自大会から着実に準備を重ね、大舞台で8対1と快勝。スカウティング・個々の実力向上・チームワーク全てが合致した見事な勝利だった。
【次のページ】 2位 明徳義塾・代木 大和。驚異の秋季公式戦防御率0.58!

- 寺下 友徳
- 生年月日:1971年12月17日
- 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
- ■ 経歴
國學院大學久我山高→亜細亜大。
幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。 - ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
- ■ 執筆実績
web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。
さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。 - ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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