11月15日、東海大菅生の優勝を持って、地方大会の全日程が終了。2021年1月29日に行われる来春のセンバツ選考委員会で出場校の発表を待つのみとなった。今回は大会に区切りがついたということで、2018年8月10日~19日にパナマで開催された、第4回WBSC U-15 ワールドカップに出場した選手たちの現在地をまとめていきたい。

畔柳 亨丞(中京大中京)と本田 峻也(東海大菅生)が躍動


【投手】
11 樋上 颯太 右投右打 湖南ボーイズ-大阪桐蔭
14 金井 慎之介 左投左打 東京城南ボーイズ-横浜
15 古川 秀弥 右投右打 ヤング西福岡メッツ-福岡大大濠
16 本田 峻也 左投左打 小松加賀リトルシニア-東海大菅生
17 鈴木 唯斗 左投左打 SASUKE名古屋ヤング -東邦
18 畔柳 亨丞 右投右打 SASUKE名古屋ヤング -中京大中京
19 藤森 粋七丞 右投右打 青森山田リトルシニア-青森山田
21 秋山 恭平 左投左打 筑後サザンホークス-広島新庄
22 清田 蒼陽 右投右打 新城ボーイズ-大垣日大

 投手として最も成長をしているのが畔柳 亨丞だろう。中学時代から140キロ前後の速球を投げ込む投手だったが、今では151キロ右腕へ成長。前年エース・高橋 宏斗(中日1位)を目標に意識高く取り組んだことが成長につながった。東海大会では2試合登板し、8回無失点、13奪三振と圧巻の投球内容を残した。

 大きく化けた投手といえば、 本田 峻也。中学時代は強烈なインステップからサイドで大きくインステップして投げ込む技巧派という印象だった。
 東海大菅生に入学し、最速143キロの速球と120キロ後半のカット系の変化球を武器に都大会では防御率1.95の快投。当時、憧れにしていた左腕エース・中村 晃太朗(JFE東日本)の2年秋を上回る防御率を記録している。技巧派左腕が140キロ台の速球を投げ込むまでに成長した例は非常に稀で、改めて高校生の可能性の大きさを感じさせてくれた。

 秋山 恭平は1年秋、中国大会4強、2年秋、中国大会優勝に導き、中国地区屈指の技巧派左腕へ成長。完成度の高い投球は天下一品。来年、二度目の甲子園出場がなるか。

 金井 慎之介は最速147キロまで球速アップを遂げた。秋は故障で練習試合でも登板はなく、サポート役に回ったが、春には復活した姿を見せてほしい。藤森 粋七丞は伸びのある140キロ台の速球を投げ込む本格派右腕。ドラフト候補として来春以降のアピールに期待がかかる。

 高校で野手メインとなったのが、古川 秀弥鈴木 唯斗清田 蒼陽。古川は2番ライトとして、九州大会準優勝を経験。鈴木は高校通算20本塁打を超える長打力を放つ愛知県屈指の強打者へ成長。大型右腕だった清田は外野手へ転向。そのパワーぶりを発揮できるか。

 樋上 颯太は近畿大会では記録員としてベンチ入り。それでも能力は高い投手で、大阪桐蔭といえば、ベンチ外の選手まで大学野球関係者から人気が高い。いずれスポットライトを浴びる機会が訪れるはずだ。

(取材=河嶋 宗一