目次

[1]大阪の公立校・山田が履正社を倒して近畿大会初出場
[2]京都国際の甲子園初出場が濃厚に

大阪の公立校・山田が履正社を倒して近畿大会初出場



近畿大会初出場を果たした山田ナイン

 今年の秋で最も知名度を上げたチームかもしれない。秋の大阪大会で浪速大阪産大附上宮といった強豪私学を次々と倒して、ベスト4進出。準決勝では東海大仰星に敗れたが、3位決定戦で昨夏の全国王者である履正社を2対1で下して、初の近畿大会出場を決めた。

 普通の公立校が全国屈指の名門校に勝利したことの反響は大きく、Twitterでトレンド入りするまでになった。

 近畿大会1回戦では甲子園通算103勝の名門・龍谷大平安と対戦。相手の4安打を上回る7安打を放ち、一歩も引かない戦いを繰り広げた。しかし、攻撃では4併殺、守備では3失策と勝負所で精彩を欠き、1対4で敗戦。大阪大会のように快進撃を続けることはできなかった。

 それでも打たせてとる投球が武器のエース・坂田凜太郎(2年)を中心とする堅い守りは強豪相手にも十分通用していた。龍谷大平安の原田英彦監督も「履正社が打てなかったのがなんとなくわかりました」と坂田の投球術を称賛。ここまで勝ち上がったのは決してフロックではなかった。

 今月12日には大阪府の21世紀枠推薦校にされた。専用グラウンドを持たず、場所と時間が限られた中で激戦区を勝ち抜いたことの価値は大きい。今年の高校野球界を盛り上げた彼らが聖地の土を踏むことはあるのか期待されたものの、残念ながら選出はされず。兵庫の東播磨が近畿地区に選ばれたが、来春以降も山田が盛り上げてくれることを期待したい。