目次

[1]関西人独特の気持ちの強さがあった大阪桐蔭・池田陵真
[2]甘えた。でもすぐに選出をお願いした智辯学園・小畠一心

 毎年、各世代で活躍する選手の経歴を見ると、中学時代に日本代表に選出された選手だったということはよくある。中でも、連盟の括りがない侍ジャパンU-15代表は、各連盟のトップ選手が集うため非常にレベルが高いことで有名だ。

 今回は、そんなU-15日本代表の中で、新チームを迎えた2年生の選手に着目していく。

 2018年8月10日~19日にパナマで開催された、第4回WBSC U-15 ワールドカップに出場し、4位の成績を残した当時の侍ジャパンU-15代表の選手たち。
 コーチとして指導した東練馬シニアの徳元敏監督(元オリックスなど)に、当時の選手たちの印象やエピソードを伺いながら、現在地についても見ていきたい。前編では西日本の高校に進んだ選手を紹介したい。

関西人独特の気持ちの強さがあった大阪桐蔭・池田陵真


 まずここまで最も存在感を見せているのは、大阪桐蔭の池田 陵真(忠岡ボーイズ出身)ではないだろうか。1年秋から1番センターに定着し、この夏も勝負強い打撃で打線を牽引。長打力も増し、本塁打も量産中。甲子園交流試合でも東海大相模を相手に2安打を記録し勝利に貢献し、さらに新チームからは主将を務めている。

 そんな池田について徳元監督は、「目のギラギラした関西のやんちゃ坊主」と当時の印象を振り返る。

 「キャプテンに指名しましたが、とにかく目がギラギラして、一番試合に出たい、俺を出してくれという思いがすごく強い選手でした。関西人独特の気持ちの強さがあって、やっぱり2年から活躍するよなという感じですね」

 またこの年のU-15代表からは、池田の他にも速球派右腕・竹中 勇登(倉敷ビガーズヤング出身)、捕手・坂 玲哉(湖南ボーイズ出身)、竹中と同じく速球投手として注目された樋上 颯太(湖南ボーイズ出身)、外野手・花田 旭(西淀ボーイズ出身)と4名の選手が大阪桐蔭に進学した。

 竹中は1年秋から公式戦でも登板があり、坂も夏はベンチ入りを経験。樋上、花田も新チームでは活躍が期待されているが、徳元監督は、彼らについても大きな期待を込めてエールを口にした。

 「竹中も田舎のやんちゃ坊主ですよ。『田舎者だけど何?』みたいな感じで。坂も樋上も中学の時から実力がありますし、花田ももっと早く試合に出ると思っていました。
 みんなまだまだこれからなので頑張ってほしいですね」