第134回 スポーツライター・手束仁氏による高校野球物知り教室【歴史編】2020年08月13日

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 高校野球に関わるトリビアをクイズ形式で紹介。動画ではスポーツライターの手束仁さんが正解とその成り行きを詳しく解説いたします!!

◎高校野球では昭和の一時代には「四国4商」という存在があったが、それはどこか。また、それらの優勝回数は?

愛媛の松山商、香川の高松商、徳島の徳島商、高知の高知商だったが、松山商は春2回、夏5回の優勝。高松商は春夏2回ずつの優勝。2016年春に復活を示す準優勝を果たしている。高知商は優勝1回、準優勝3回。徳島商は1947年春に優勝1回、58年夏が準優勝。この時の板東英二投手は83奪三振の不滅の大記録を達成。

◎かつて、一度敗れたのに優勝校となった学校がある。

第3回大会の愛知一中(現旭丘)。この大会だけ、敗者復活制が導入されていたため、初戦で長野師範に敗退してから復活して和歌山中、明星商杵築中と下して決勝進出。決勝でも関西学院に6回まで0対1で負けていたが雨天ノーゲーム。再試合で延長14回の末に1対0で勝って優勝。

◎長い間春夏連覇は達成されなかったのだが、最初に春夏連覇を達成したのは?

1962(昭和37)年の作新学院。春は第34回、夏は第44回大会で初めて達成された春夏連覇。しかも春のエース八木沢壮六が夏は開会式で赤痢と診断されて欠場。それでも加藤武投手が踏ん張って優勝。

◎大会通算の最多奪三振投手は誰か。

なんと、徳島商の板東英二投手で第40回大会で達成している。ちなみに板東投手のエピソードは、延長18回引き分け再試合制導入の張本人でもあり、その適応第一号でもある。

◎今は、タイブレーク導入となったが、引き分け再試合は何試合行われているか。

延長18回時代は第40回大会の3回戦「徳島商魚津」と第46回大会の開幕試合「掛川西八代東」、第51回大会の決勝「松山商三沢」の3試合。いずれも0対0。センバツでは第34回大会の「作新学院八幡商」でこれも0対0。15回になってからは春は5度、夏は06年の「早稲田実業駒大苫小牧」の決勝と翌年の「佐賀北宇治山田商」の2試合。

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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