第108回 島袋洋奨(興南出身)、今井達也(作新学院出身)などの現在地。過去10年間の甲子園優勝投手の歩み2020年03月27日

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【目次】
[1]藤浪晋太郎など2010年から2014年の優勝投手
[2]小笠原慎之介など2015年から2019年までの優勝投手


 4000以上の学校が頂点を目指して競い合う夏の甲子園。その中で甲子園優勝投手は大きなグレードがある。今回は2010年から2019年までの夏の甲子園優勝投手の活躍や、その後について見ていきたい。

藤浪晋太郎など2010年から2014年の優勝投手



藤浪晋太郎と吉永健太朗

2010年 島袋 洋奨興南ー中央大ー元ソフトバンク)
 「琉球トルネード」の愛称で甲子園をわかせた左腕・島袋 洋奨。春のセンバツでは連日の快投を見せ、日大三相手に完投勝利を収め、センバツ優勝投手に輝く。

 そして夏の甲子園では連覇を阻もうと挑む相手をねじ伏せる力投。145キロ前後の速球、落差の大きいツーシーム、軽快なフィールディングなど高校生トップクラスの完成度を持った左腕だった。

 卒業後は中央大を経て福岡ソフトバンクに入団。しかし、プロでは2015年の2試合の登板でに終わり、1軍で勝利することができないまま昨年限りで現役引退となった。

2011年 吉永 健太朗日大三-早稲田大-JR東日本引退)
 182センチの長身から繰り出す140キロ後半の速球、スライダー、シンカーを織り交ぜた投球で、2011年の甲子園の決勝では強打の光星学院(現八戸学院光星)相手に5安打、完封勝利で10年ぶりの優勝に貢献。

 さらに高校日本代表としても活躍し、第9回AAAアジア選手権の決勝戦では韓国に完封勝利。その世代を代表する投手として活躍した。

 早稲田大学時代は、1年生の春にいきなり4勝をマーク。大学選手権の優勝にも大きく貢献するなどベストナイン、最優秀防御率。そして全日本大学選手権でMVPを受賞したが、不調により大学からのプロ入りせずにJR東日本に進む。しかし都市対抗などの大会で出場機会を掴めず、昨年限りで引退となった。

2012年 藤浪 晋太郎大阪桐蔭-阪神)
 197センチの長身から繰り出す最速153キロのストレートと切れ味抜群のあるスライダーで春夏連覇に貢献。そして高校日本代表としても活躍を見せた。

 阪神にドラフト1位で入団すると、プロ1年目から10勝、プロ3年目には14勝をマーク。この年、221奪三振を記録し、最多奪三振を獲得した。プロ7年間で通算50勝を記録している藤浪投手は、今季の復活にかけてマウンドへ上がる。

2013年 髙橋 光成前橋育英-埼玉西武)
 2年生ながらエースとして甲子園に出場。1回戦、2回戦で連続完封。そして決勝戦では完投勝利を挙げ、2年生で甲子園優勝投手になった。

 最終学年では高校日本代表となり、エースとして活躍。埼玉西武からドラフト1位指名を受け、昨季はプロ入り初の10勝を挙げるなど5年間で24勝を積み重ねてきた。

2014年 福島 孝輔大阪桐蔭-同志社大-Honda鈴鹿)
 右サイドから140キロ近い速球とスライダーを駆使する技巧派投手。安定した投球を続け、決勝戦の三重戦では11安打を打たれながらも3失点に抑えて優勝投手となった。

 その後は同志社大に進学後は1年生から活躍。4年生の時には主将に就任するなど、チームの中心選手として4年間で20勝を積み上げた。現在はHonda鈴鹿に進み、レベルアップを目指す。

【次のページ】 小笠原慎之介など2015年から2019年までの優勝投手

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プロフィール

河嶋宗一
編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 編集長であり、ドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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