第971回 共に新ユニフォームで作った新しい歴史と伝統を築いた明治神宮大会決勝2019年11月22日

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【目次】
[1]アゲインのリフレッシュユニフォーム
[2] 原点に戻る

 今年で50回目の記念大会となった明治神宮野球大会。第4回大会から設けられた高校の部は、秋季地区大会の優勝校が集結するようになって20年近くになる。近年では、翌春のセンバツ大会の前哨戦という位置付けもすっかり定着してきた。

アゲインのリフレッシュユニフォーム



健大高崎のユニフォームの変化

 今大会は東海地区代表の中京大中京と関東地区代表の健大高崎(通称健大高崎)との伝統校と新鋭校との決勝となった。実はこの両校、どちらも今年になって、ユニフォームのデザインを変更したという共通項もあった。しかも、共に前ユニフォームのデザインに戻したというものであり、アゲインのリフレッシュユニフォームでどちらが新しい歴史を築いていくのかというところも興味深い戦いだった。
 試合は、初回に先制した中京大中京が、一時はリードを許すものの、序盤ですぐに取り返して逆転し4対3で勝利。令和最初の明治神宮大会王者となった。

 健大高崎の青栁博文監督は、「スコア以上に力の差を感じる内容だった」と完敗を認めた。
 夏7回春4回の全国制覇数と甲子園通算勝利数は日本一を誇る中京大中京である。ところが、意外にも明治神宮大会は出場3回目での初優勝となった。チームを率いる高橋源一郎監督は、就任10年目での全国優勝を果たしたことになったのだが、就任当初は甲子園出場からも少し遠ざかっていたということもあり、「ここまでの10年は長かった」と感慨深げに振り返った。

 今大会は、前評判も高かったのだが、投打のバランスも良く、攻守に質の高さを見せての優勝だった。最速148キロの高橋 宏斗投手の存在が目立つが、伝統の守備力は非常にレベルが高い。人工芝で強い打球が飛び交う中で、相手の守りには失策を誘発する打球があったが、中京大中京はほとんど守りで崩れることがなかったのも勝因といっていいであろう。

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高橋 宏斗(中京大中京) 【選手名鑑】
健大高崎 【高校別データ】
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東邦音大二 【高校別データ】
東邦大東邦 【高校別データ】
誉 【高校別データ】
前橋育英 【高校別データ】

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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