過去の高卒2年目トップ5と「伸び率」は?


  今季、九州学院(熊本)高卒2年目にして大きく飛躍を遂げた左スラッガー・村上 宗隆選手(東京ヤクルトスワローズ)。9月21日の中日ドラゴンズ戦で今季36号本塁打を放ち、ついに1953年に西鉄ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)の中西 太さんが高松一(香川)卒2年目でマークした高卒2年目での日本記録に並びました。

 高卒1年目6試合出場1本塁打からの大躍進。世界のホームラン王・王 貞治さん(福岡ソフトバンクホークス会長)ですら早稲田実業(東京)読売ジャイアンツ2年目までの本塁打は「7→17」。大谷 翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)も花巻東(岩手)から北海道日本ハムファイターズ入団2年目までの本塁打は「3→10」。そして現在・埼玉西武ライオンズの中軸を張る森 友哉大阪桐蔭(大阪)から入団後2年目までの本塁打が「6→17」ということを考えても、村上選手の凄い伸び率がうかがえます。

 

 では、中西さん含む高卒2年目までの本塁打記録トップ5はどのような「伸び率」なのでしょうか?

1.村上 宗隆 (東京ヤクルトスワローズ) 2019年36本塁打
九州学院(熊本) 右投左打 
高卒1年目1本 2年目36本

1.中西 太 (西鉄ライオンズ)1953年36本塁打
高松一(香川) 右投右打
高卒1年目12本 2年目36本(.314・36盗塁のトリプルスリー86打点で本塁打王・打点王の2冠獲得)

3.清原 和博(西武ライオンズ)1986年31本塁打
PL学園(大阪) 右投右打
高卒1年目31本 2年目29本

4.豊田 泰光(西鉄ライオンズ)1953年27本塁打
水戸商(茨城) 右投右打
高卒1年目27本 2年目18本

5.松井 秀喜(読売ジャイアンツ)1994年20本塁打
星稜(石川) 右投左打
高卒1年目11本 2年目20本

 ちなみに村上選手についての各種報道では「高卒2年目」と同時に「10代最多本塁打達成」の文字がよく踊っていますが、実は村上選手は2000年2月2日のいわゆる「早生まれ」。よって2年目までは10代本塁打記録の資格を有していることも書き加えておきましょう。

 

 なお、村上選手を除く4名のうち高卒3年目で前年より本塁打数を伸ばしたのは22本の松井さんと31本の清原さん、23本の豊田さんの計3人。そして31本塁打と高卒3年目で本塁打数を落とした中西さんも高卒2年目から4年連続で本塁打王となっています。

 となれば、4人と比べても突出した伸び率と合わせ、これからの成長がますます期待されるというもの。「来年の事を言えば鬼が笑う」とは言いますが、村上選手が来年以降、偉大な先輩たちの後をどのように追っていくのか?私たちも楽しみに追っていきたいと思います。