少し季節遅れの「熱パ」到来です。8月31日(土)ホームで首位・福岡ソフトバンクホークスとの3連戦2戦目に挑んだ埼玉西武ライオンズは、4発のアーチ、栗山 巧選手の石毛 宏典さんを上回る球団安打新記録1807安打など打線の切れ目がなく10対5で勝利。8月2度目となる5連勝でついに首位にゲーム差なしとしました。

 その中でも光るのがこの日、39・40号を放って両リーグ最速・2年連続40本塁打以上を達成した山川 穂高選手の存在感でしょう。山川選手は以前「高校野球ドットコム」内インタビュー(インタビュー記事はこちら)で「練習から体をマックスで使って打つことが大事」と語っていましたが、その積み重ねがこのアーチ連発につながっているのでしょう。

 では、最近のNPBにおける「2年連続40本塁打以上」はどんな感じなのでしょうか?

 最も直近では今シーズン好調の中村 剛也選手が2008年46本・2009年48本をマークして以来。埼玉西武ライオンズでは1979年の所沢移転後を眺めても10年ぶり4人目(他には秋山 幸二さん、アレックス・カブレラさん)。さらに過去の日本人名選手を見ても読売ジャイアンツで8年連続40本塁打以上の王 貞治さん(現:福岡ソフトバンクホークス会長)は別格として、落合 博満さんもロッテ・オリオンズ時代の1986・1987年(52本・50本)1度のみ。通算202本塁打・セ・リーグを代表するアーチスト・筒香 嘉智(横浜DeNAベイスターズ)選手ですら、2016年44本の翌年は28本と、いまだ達成していません。

 ちなみにセ・リーグでの2年連続40本塁打以上は、横浜ベイスターズで2003年に40本塁打・2004年に45本塁打を放たタイロン・ウッズさん以来なし。日本人に限ればあの松井 秀喜さんが読売ジャイアンツ時代に1999年・2000年に2年連続で42本塁打を放って以来ありません。このデータを見ても改めて山川選手の凄さが解って頂けると思います。

 ただ実は今年のセ・リーグでは「2年連続40本塁打以上」に着々と近づいている意外な候補がいます。昨年41本塁打で来日1年目にして本塁打王を獲得したネフタリ・ソト選手(横浜DeNAベイスターズ)は、8月31日現在で坂本 勇人選手(読売ジャイアンツ)と肩を並べるリーグ最多の33本塁打。2年連続のタイトルと同時に残り19試合での偉業もかかっています。

 はたして、1986年のランディ・バース(阪神タイガース)さん、落合さん以来33年ぶりとなる「両リーグ同シーズン2年連続40本塁打以上達成選手出現」はなるのか?白熱する優勝争い、クライマックスシリーズ出場権と同時に、ここにも注目してみましょう。