第82回 リーグ戦を戦っていく中で、修正力を身につけて成長(中京大・香村篤史)2019年05月19日

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切磋琢磨を続け、上のステージを目指す!



修正力を身につけ成長した香村君

 高校3年夏には甲子園出場を果たしたが、その初戦で、リリーフのマウンドに立った最初の打者に本塁打されて、チームも敗退した。そんな口惜しさを味わった甲子園だったのが、中京大中京出身の香村 篤史君だ。その後は、系列校の中京大に進学して、さらにその先では社会人野球でもプレーしたいという意志は強く持っている。

 大学野球では、2年目のシーズンを迎えたものの、まだ自分で満足した投球をしたという気持ちにはなれてはいなかった。そうした中で、春季リーグ半ばの5月の連休での東海学園大との試合で、今季初先発して完封勝利を果たした。まさに、入学以来のベストピッチと言っていいものだった。

 「四球を出しても、落ち着いていられたし、投げながら修正していかれるようになって、自分の持ち球を生かせた」と言うように、飛球での併殺も含めて、4つの併殺を記録したのは、その言葉を表していた。

 「自分では、チェンジアップの使い方を覚えたのがよくなった要因だと思う」と、自身の進化を分析していた。半田卓史監督も、「スピードそのものがあるというワケではないのでしょうけれども、丁寧な投球で、変化球も決まっていて、マウンドで今まで見たいに慌てなかったのがよかった」と、2安打完封を評価した。

 今季は、4月初旬の愛知学院大との試合で、10対4と6点リードの場面での9回、連続四球を与えてしまいピンチを作って降板。その後、1イニングで11点を奪われ大逆転されてしまう切っ掛けを作ってしまったという苦い経験がある。そこからの立ち直りでもあった。それだけに、「ホッとしました」というのも本音だろう。

 大学野球の投手としては、まだまだこれからである。
 系列校ということもあって、同じ投手の伊藤 稜君や後輩の澤井 廉君、小河原 昌也君、1年先輩の河田 航平君ら高校時代の仲間も一緒に多くいる。お互いに切磋琢磨し合い、成長していくことで、さらに上のステージを目指している。

(文=手束 仁

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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