第81回 大学リーグ戦で見られた、いなべ総合同窓先輩後輩対決、享栄同期生対決2019年05月18日

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 小学生時代の学童野球や少年野球から始まっているというのが、現在の多くの野球選手の野球人生である。そして一つの目標でもある高校野球を経て、そこで甲子園出場という目標を果たすか果たさないかは別として、次のステージの選択をしていくことになる。もちろん、高校生の段階でずば抜けた力や才能のある選手はプロ野球というさらなる上のステージで、野球を職業としていくことを選択する。もちろん、そこは選ばれたものしか踏み入ることが出来ない。

 そうではない多くの選手たちは、高校野球の後の次のステージとして大学野球や一部社会人野球という進路を見出していく。

同窓対決を見られるのも、大学野球を観戦する楽しみ



中部大・山内智貴君(3年・いなべ総合学園)

 大学野球を選択した場合、やはり多くの高校野球選手の中から抜け出て、新たな場を見出していったものということになる。立場も高校生から、より自分で考え動いていく、半ば大人の大学生という立場で行う野球である。当然、より質の高さを求めていくことになる。

 東京六大学野球では早稲田大と立教大の試合では、何人かの大阪桐蔭出身者同士の対決があったが、愛知大学野球でも、中京大と東海学園大の試合で享栄同級生対決、愛工大と中部大の試合で、いなべ総合1年違い対決などがあった。

 中京大で2番の村田君は、東海学園大先発の山口君に対してバント、二ゴロ、左翼線三塁打で内容的にはいわば傷み分けというところだろうが、山口君はその前に失点しており、この日はもう一つ本来の調子ではなかったようだ。

 中部大の二番手として登板した山内 智貴君は、最初の打者がいなべ総合で1年上の市川 晃大君だった。この打席は四球。2度目の対決となった6回は無死一、三塁という場面で、市川君が右前打して三塁走者を帰し、これで山内君はマウンドを降りることとなった。市川君としては先輩としての面目を示したことになったが、ちょっと複雑だったかもしれない。

 こうした同窓対決を見られるのも、大学野球を観戦する楽しみともいえる。

(取材・手束 仁

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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
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