目次

【目次】
[1]2016年のジャイアンツカップを振り返る
[2]中村晃太朗は東京代表に選出

 ジャイアンツカップ優勝チームの中心選手は強豪校で活躍する定説は今年も健在だった。2015年優勝の羽曳野ボーイズからは多くの選手が強豪校で活躍し、そのうち太田 椋天理)はオリックス1位、山下 航汰健大高崎)は巨人育成1位と2人がプロの世界へ進んだ。

 2016年優勝の湘南ボーイズは3人の投手が関東の高校野球をリードする存在となっている。エース・谷村 然、左腕・海老原 凪、左腕・中村 晃太朗の3名だ。

 谷村は桐光学園のエースとして、中村は東海大菅生のエースとして、海老原は二松学舎大附のエースとして活躍を見せている。

2016年のジャイアンツカップを振り返る


 まず2016年のジャイアンツカップの活躍を振り返っていこう。8月20日、読売ジャイアンツ球場で初戦を迎えた湘南ボーイズは練馬リトルシニアと対戦。この試合では10対1で勝利し、海老原が3番手としてマウンドに登っている。準々決勝ではフレッシュ佐賀フィールドナインと対戦し、7対6で勝利。この試合では中村が先発し、谷村が3番手としてマウンドに登り、試合を締めている。そして準決勝では佐倉リトルシニアと対戦し、谷村が先発、2番手に中村、5番手に海老原がマウンドに登るというリレーで、7対1で勝利。そして決勝戦の福岡ボーイズ戦では、谷村が先発、2番手に中村が登板するというリレーで、7対1で勝利。見事に優勝を決めたのであった。

 この3人の中で高校入学後に表舞台にいち早く出てきたのがエース右腕・谷村だった。1年秋には関東大会へ出場。初戦で敗れたが、130キロ後半の速球を投げ込んだ。2年春にも関東大会へ出場した。ただ目に見えて球速は伸びておらず、常時130キロ中盤。2年夏は決勝戦敗退、2年秋は慶應義塾打線に打ち込まれ敗退を喫した。179センチ83キロとがっしり体型。投球フォームも下半身主導で動く土台の良い投球フォームである。中学時代から見ている人からすれば、現在の立ち位置、能力について物足りなさを感じていると思うし、それは本人が一番感じているだろう。ぜひ春の県大会ではモノの違いというものを見せてほしい。



海老原凪(二松学舎大附)

 海老原は1年夏の甲子園ではベンチ入りを果たし、本格的に主力投手となったのは1年秋から。注目を集めた一次予選・東海大菅生との対決では先発登板。秋、春と登板をして経験を重ねる中で、夏の甲子園の広陵戦では4回途中まで自責点1の力投。好打者揃いの広陵打線を粘り強く抑えた姿が印象的だった。

 秋の都大会・都立東大和戦で見せた6回8奪三振のピッチングは印象的だった。常時130キロ前半のストレートは夏に見た時よりも格段に勢いがあり、回転数が高く空振りを奪えるまでに成長。速球、変化球のコントロールも自在でピッチングにおいて全く隙がなかった。課題だった力強さは解消しているように感じた。