第74回 斎藤佑樹が歩んだ早実の3年間 「自ら考え、実践する野球が最後に結実!」【後編】2018年12月10日

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【目次】
[1]大飛躍のきっかけとなったフォーム改造
[2]2つのスイッチが入り、全国制覇につながった
[3]仲間の大切さを学んだ3年間

大飛躍のきっかけとなったフォーム改造



斎藤佑樹

 ピッチングでの取り組みをいろいろ変えた結果、秋の準決勝では日大三と対戦して2対0で完封勝利することができました。そして決勝では東海大菅生を破って優勝し、神宮大会に出場することができました。神宮大会は、全国制覇を狙う僕たちにとって、自分がどれくらいの力があるのか試す意味でも大事な大会でした。

 この大会で田中 将大投手擁する駒大苫小牧に敗れました。田中投手は速球、変化球もすごい投手でした。こんな投手からどうやって勝てばいいの?とチームメイトで話し合いました。その結果、1対0で勝てる投手になろう、チームになろうと決めました。

 そして選抜大会ではベスト8、準々決勝までいきましたが、横浜に大敗。まだ自分のスタミナがないと思いましたし、この実力のままでは(夏に)全国で勝てないと思い、フォーム変更を決断しました。

 早稲田大野球部の方にわざわざ南大沢のグラウンドまでいらしていただき、動作解析をしていただきました。いろいろなフォームがあるよと示していただく中で、自分にとって良いと思ったフォームが、軸足の膝を深く折り曲げるフォームでした。

 重心のかけ方、蹴り上げの意識を変えてみたところ。自然に腕がすごく振れる形となり、自分の中で「これだ!」と思いました。最速149キロまで伸びて、入学時に描いていた145キロを達成することができました。

 またこのフォームにすることで、体が張る部分が違ってきました。左わき腹、ハムストリングスがすごい張るようになったので、この部分を鍛えましたし、腕が良く振れる分、怖いのはケガでしたので、ブレーキをかけながら調整をしていきました。

【次のページ】 2つのスイッチが入り、全国制覇につながった

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東海大菅生 【高校別データ】
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早稲田実業 【高校別データ】
コメント (2)
しることが出来て良かった❗️2018.12.23 くっちゃん
内容が気になっていましたが、飾らず素直な語りで好感が持てました。冷静に分析する力のある彼のこれからも応援する気になりました‼️
斎藤佑樹2018.12.11 まーちゃん
講演内容がとても気になっていたので詳細を知る事ができ感謝しています。
ありがとうございました☺
これだけの内容をまとめた斎藤選手の来年の躍動&復活を願っています!!

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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